小食

学校の給食だと食べられない…精神的な問題?どう対策すべき?

子どもの学校生活は目に見えないので不安になることもありますよね。今回の相談者さんのお子さんは、家での食事はそれなりに食べるのに、学校の給食だとあまり食べられないという悩みを抱えているようです。精神的な問題なのでしょうか。どのような対策が望ましいのか、専門家に相談してみました。

40代女性からの相談:「給食の食べられる量を増やしたい」

我が子は学校の給食が全然食べられません。家では、好物のご飯は大人が軽く食べるぐらいの量は食べます。特に好物でなくても、同学年の子と比べると少ないですが食べます。しかし学校では、好きな給食でも量が食べられないそうです。普段給食を食べている量を聞くと、幼稚園生並みです。給食がお休みで、お弁当を持っていく機会がたまにありますが、その時はほぼ完食してくれます。給食の味は美味しくないとは言いますが、それでも食べられるようになってほしいです。なにか対策などはありますでしょうか。本人も、もっと食べたいと言っています。(40代・女性)

食べられない理由を訊いてみよう

精神的な理由がないか、まずは本人に訊いてみても良いでしょう。身長体重が正常範囲内で、家で十分な食事量を確保できているのであれば、それほど心配はいらないようです。

給食は、完食はできずとも一通り食べることはできていますか?偏食のために食べられないのか、量が多くて食べられないのか本人に訊いてみましょう。また、現在の身長・体重の推移はどのくらいでしょうか?身長体重が成長曲線の正常値範囲内で少しずつでも成長しているのであれば、大きく心配する必要はありません。また、偏食が酷いわけではなく、家では十分な食事量を確保できているのであれば、給食に重きをおく必要もありません。(看護師)
本人が食べたいというのでしたら、自然に食べられるようになると思いますが、例えば、給食を全部食べるまで居残りさせられたとか、食べるところを他人に見られたくないとか、精神的な理由はないでしょうか。(看護師)
給食を食べなければいけない・給食を食べないと怒られるということが続くと給食に対するストレスが原因となり学校へ通うこと自体が嫌になる可能性があります。もし、学校でも家でも食事そのものがのどを通らない食欲不振が続いているのであれば、精神的なストレスや不安などが原因となっている可能性もあります。(看護師)

子どもとのコミュニケーションを大切にしよう

食べなさいと注意するのではなく、食べられたら褒める関わりが効果的なようです。学校での様子を聞いてみるなど、子どもとのコミュニケーションやスキンシップを十分にとることが大切です。

もしも精神的なことが影響しているようであれば、学校での様子や友達関係など、普段の生活に注目してみて、コミュニケーション・スキンシップを十分にとることが大切です。(看護師)
本人はもっと食べたいという意思があるのにもかかわらず、単に食が細くて食べられないのでしたら、今日は1/2、明日は2/3と目標を決めてみてください。食べられなくても悲観せず、次にチャレンジしてください。同じ歳でも食べる量は個人差があります。食べなさいではなく、残していいよと声かけして、食べられた時は褒めてあげてください。最近の学校の方針は分かりませんが、学校が給食は残さず食べようという方針でしたら、お子さんにはストレスになっているかもしれません。まずはお子さんとよく話し合ってみてください。(看護師)

まずは精神的な理由が隠れていないかコミュニケーションを図りながら、訊いてみると良さそうです。「食べなければいけない」というようなストレスをほぐすためにも、注意するのではなく褒める関わりを意識してみましょう。

座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師・タッチケアトレーナー。病院産婦人科での勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・育児相談、産後ケアや赤ちゃんタッチをはじめ妊娠・育児講座などに定評があり、精力的に活動中。

2019/05/17

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)