痙攣(けいれん)

我が子が熱性けいれんを繰り返す…いつまで?薬の使い方は?

相談者さんのお子さんは、何度も熱性けいれんを経験しているようです。熱性けいれんはいつまで起こるものなのでしょうか。また、けいれん止めの薬はどのタイミングで使えば良いのでしょうか。専門家に相談してみました。

30代女性からの相談:「熱性けいれんはいつまで? けいれん止めの薬の使い方は?」

息子は今3歳になりますが、1歳の時に初めて熱性けいれんを起こしました。その時は1分ほどでおさまり、総合病院で診てもらった結果、インフルエンザからのけいれんだとわかりました。薬をもらいその日は終わりましたが、2歳の時にまた熱性けいれんを起こし、前回より長くけいれんしました。おおよそ2分です。休日で救急センターも時間外で閉まっており、その時は電話で対処を聞き次の日に小児科でみてもらいましたが問題はありませんでした。そして3歳の時にも熱性けいれんを起こしていて、高熱によるものだったのですが、年々状態がひどくなってきているように思います。その時は泡を吹くほどでした。けいれんしている時間は3分もありませんでしたが、いつまで熱性けいれんを起こす可能性があるのでしょうか。けいれん止めをもらっているのですが、けいれんを起こしているときにすればよいのか、それともけいれんを起こしそうな38.5℃の熱の時に薬をすればよいのでしょうか?(息子はいつも38.5℃以上の熱で熱性けいれんを起こしています)(30代・女性)

多くは5歳を過ぎるとけいれん発作を起こさなくなってくる

熱性けいれんは、幼児期に起こりやすい症状で、5歳くらいまでは再発するようです。繰り返す場合にはてんかんの可能性もあるかもしれません。

熱性けいれんは、脳の発達が未熟な幼児期に起こりやすく、5歳くらいまでは再発する子がいます。けいれんが5分以内に治まり、左右対称であり、年に1度の頻度でしたら大きく心配する必要はありません。しかし、5歳以降もけいれんを繰り返す場合には、てんかんの可能性もありますので、専門医の診察を受けましょう。(看護師)
熱性けいれんは通常、高熱がでた時に起こりますが、けいれんで熱に気づく場合もあります。通常5分以内でけいれんは治まり、熱性けいれんは脳にダメージを残すことはないと言われています。1度けいれんを起こした子どもの30%程度は繰り返すことがありますが、多くは5歳を過ぎると発作を起こさなくなってくると言われています。(看護師)

薬は37.5℃を目安で使用する

けいれん止めの薬は、熱の上がり始めである37.5℃を目安に予防的に使用するようです。熱性けいれんの多くは、熱が出始めてから24時間以内に発作が起こるので、一度の使用で熱が持続していれば8時間後にもう一度使用する流れになります。

子どものけいれん止めで代表的な薬はダイアップ座薬です。これは、熱性けいれんを繰り返す子どもに対し、予防的に投与します。熱の上がり始め(37.5℃を目安)に予防的に座薬を投与し、発熱が8時間以上継続する場合はもう一度投与するとされています。ただし、具体的な座薬の投与のタイミングは医師や薬剤師の指示に従いましょう。(看護師)
処方されたけいれん止めが何の薬か分かりませんが、一般的にはけいれんを予防するダイアップという座薬が使用されます。熱性けいれんのほとんどは、熱が出始めて24時間以内に発作が起こりますから、37.5℃を目安に使用し、熱が持続している場合には8時間後にもう一度使用するよう指導されたかと思います。けいれんを起こしているときは、体をゆすったりせず、時間を測りながら全身を観察してください。5分以上続くようでしたら救急車を呼んでください。(看護師)

熱性けいれんは、幼児期に起こる症状で、5歳くらいになると発作を起こさなくなってくるようです。5歳を過ぎても頻繁に発作を起こすようであれば、てんかんの可能性もありますので、専門医の診察を受けましょう。また、けいれん止めの薬は、37.5℃が使用の目安です。具体的な点は、医師や薬剤師の指示に従うようにしましょう。

監修者:青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。病院や地域の保健センターでの勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・出産・育児相談や女性の身体の悩みに関する相談に親身に応じ、赤ちゃんタッチ講師も務める。一児の母。

2019/03/03

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