思春期・反抗期

5歳を過ぎて気に入らないと暴言暴力に訴えるように…どうすべき?

小さかった子どもも成長とともに自己主張出来るようになりますが、あまりに激しく訴えられるとママを困らせてしまいます。今回は5歳の男の子についての相談です。思うようにならないと暴言や暴力に訴えるようになったといいますが、どのように対処するのが良いのでしょうか。専門家に聞いてみました。

5歳児のママからの相談:「子どもの暴言と暴力の対処法」

5歳の息子がいます。もともと気性が荒かったのが、5歳を過ぎたあたりから自分の思うようにならないと、暴言を吐いたり、叩いたり蹴ったりと目に余る行動をするようになりました。間違いを指摘しても怒るので直接伝えず、子ども本人が気づくようにしています。しかし、友達とまだ公園で遊びたい時や、買い物でどうしても買いたい時など、本人が我慢しないといけない場面でも暴言や暴力が目につくようになり、困っています。どのように対処すれば良いのでしょうか。(30代・女性)

乱暴に見えてもまだ5歳。気持ちを汲み取って

大人顔負けの暴言を吐いてもまだ小さな子どもであることを意識して気持ちを理解してあげるのが良いようです。

小学校に就学する頃になると「中間反抗期」と呼ばれる反抗期が訪れ、早い子は5~6歳くらいから始まるといわれています。この時期の子どもは出来ることが増えて認められたい気持ちとまだまだ甘えたい気持ちの狭間にいます。大人顔負けのことを言って親を驚かすことがありますが、子どもは親が驚くような言葉を使っても実際その意味を深く理解していないことが多いです。(看護師)
我慢出来る子=お利口な子というイメージがあると思います。我慢してお利口な子は、感情表現が出来ず、自分の気持ちを押さえ込んでしまいがちです。我慢出来ず暴れ出すということは、自己主張して自分の気持ちを伝えたいのに上手く伝えられない状態と思います。まずはお子さんの気持ちをしっかり聞いて下さい。(看護師)
言葉での会話が成り立つので、つい一人前に接しがちですが、まだ5歳です。まだまだ子どもです。子どもは思い通りにならない時の気持ちの整理がまだ上手くつかないものです。癇癪を起こしている時は話して聞かせてもあまり効果はありませんので、癇癪を起こす前に対処してあげることが最善策だと思います。(看護師)
買い物に行って、癇癪を起こしている子どももよく見かけますが、怒ったり無視したりすると余計にエスカレートすると思います。しばらく抱っこしてお子さんの気持ちが鎮まるのを待って下さい。まだ自分の感情のコントロールが出来ないことを念頭に、お子さんが落ち着いている時はしっかりスキンシップして下さい。(看護師)

ダメと言う時は一貫性を。明確な理由伝えて

ダメなものはダメと毅然と伝えることも大切なようです。

子どもが乱暴な言葉を使った時は、お母さんや言われた相手が悲しい思いをしていることを伝えましょう。決して言ってはいけない言葉(くそ野郎、死ね!等)に対しては、一貫性を持って使ってはいけないことを教える必要があります。また、子どもが乱暴な言葉に触れる機会がどこにあるか(アニメ・テレビ番組・親の言葉遣い等)を考えてみましょう。(看護師)
駄目なことは駄目とはっきり言って良いと思いますが、必ず駄目な理由を伝えて下さい。間違いを本人が気づくようにするのも良いですが、「こんなやり方もあるよ」「次はこうしてみようか」と正解に導く方法もあります。遊ぶ時は「今日は○時まで」と約束してから遊ばせて下さい。(看護師)
「時計の針がここに来たら帰ろうね」「今日のお買い物では○○は買わないよ」等と事前に予告して約束をしてみて下さい。約束が守れたら思いっきり褒めてあげて下さい。我慢することは急には出来ません。小さなことから少しずつ出来るようになると思っていて下さい。(看護師)

エネルギー発散させて。発達障害の可能性も

身体を使ってエネルギーを発散させてあげるのも良いようです。制御出来ないほどの癇癪は発達障害の可能性があるとの意見も寄せられました。

叱る時は感情的にではなく、出来るだけ冷静に話すことが大切です。言葉を流暢に話し、大人との意思疎通が円滑に出来たとしても、まだ5歳です。自分の気持ちを整理したり周りに配慮して自分の行いを見直したりするのには大人の助けが必要です。(看護師)
日頃の小さな我慢が出来たら褒めてあげて、落ち着いている時に叩いたり蹴ったりすることはいけないことだと伝えて下さい。エネルギーが高いタイプのお子さまでしたら、身体を思いっきり使える遊びや体操教室などに通われると欲求が満たされ、落ち着くこともあります。(看護師)
親が自分の気持ちを理解してくれていないと思うと、子どもは怒鳴ったり暴言を吐いたりして自己主張しようとします。親が普段から子どもの話をしっかり聞き、理解を示すことも重要です。また、一つ注意しなければならないのは、暴言や暴力・癇癪の裏には発達障害が隠れている場合もある点です。あまりにも制御が不可能な場合は一度専門家に相談しましょう。(看護師)

我慢が出来たら褒めてあげる等、日頃から伝えていくことが大切なようです。また、子どもが乱暴な言葉に触れる機会についても考える必要があるとの声もありました。


2019/03/21

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美