双子

双子妊娠中…切迫早産と上の子のメンタルケアが心配です

双子を妊娠しているプレママからの相談です。上の子の時に切迫早産で入院したことから、今回もリスクが高いのではと心配しているようです。また、上の子のメンタル面でのサポートの仕方も知りたいようです。専門家のアドバイスを見てみましょう。

双子のプレママからの相談:「切迫予防と上の子のケア」

双子を妊娠中です。親族含め周りに双子はおらず、いきなり2人子どもが増えることに経済面も心配です。1人目を妊娠した時、切迫早産で入院した経験もあり、次の妊娠でもその可能性があるのではないかと思っていたところ、双子だったので、よりその可能性が高いのではないかと心配しています。上の子もいるので、なるべく入院せず過ごしたいのですが、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。また、出産時期が上の子の幼稚園入園時期と重なるので、上の子のメンタル面も心配です。双子妊娠で気をつけること、切迫早産にならないように気をつけること、上の子のメンタルサポートをどのようにしたら良いのか教えてください。(30代・女性)

家族や薬に頼って十分に準備を

ひとりで背負い込まず、家族や薬の助けを得るようアドバイスがありました。お腹が張るときは安静にし、入院に備えた準備をしておくとよいようです。

質問者様のおっしゃる通り、前回の妊娠時は切迫早産で入院しており、今回は双子を妊娠されているとなると、今回も入院が必要になる可能性は高いと言えます。妊婦健診時の医師の所見や、ご自身で感じるお腹の張り具合などに注意し、できるだけ安静にすることが必要です。病院によって治療方針は異なりますが、お腹の張り止めの飲み薬が処方される場合もあります。(看護師)
切迫早産は体質による部分が大きいので、質問者様だけで問題を背負い込まず、ご家族やお薬に頼ることも必要です。できるだけ入院する期間を短くすること、できるだけ赤ちゃんが長くお腹で過ごせることを目標に、ご家族で協力するようにしてください。(看護師)
多胎児妊娠の場合は、子宮が急速に大きくなるため、早産のリスクも高まり、妊娠高血圧症候群のリスクは3倍にもなると言われています。胎児にとって、子宮内の環境が狭い空間になることや、2人分の栄養が行き届かず、低体重児出産の確率が高くなります。出産するときは、NICUのある施設や大きな病院と連携している施設を選んでください。(看護師)
切迫早産にならないためには、多胎児妊娠のときも同じです。お腹が張るときは無理せず、まずは安静にして様子を見てください。保険証・母子手帳は常に持ち歩いてください。減塩でバランスのとれた食事で、特に鉄分は多めに摂ってください。妊婦健診の回数が増えると思います。そのまま入院という場合もあるので、いつ入院してもいい心構えと準備をしてください。(看護師)

上の子はしっかり甘えさせよう

上の子にもしっかり甘えさせてあげられるよう、たっぷり愛情表現をするとともに、家事や赤ちゃんの世話のサポートを受けられる方法を考えるとよいようです。

上の子のメンタルサポートはしっかり甘えさせてあげることを第一に考えてあげてください。お子さまの年齢や性格にもよりますが、弟や妹ができることで今まで独り占めしていたお母さんやお父さんを取られるような気持ちになることが多いです。赤ちゃんが生まれたら忙しくなって、今まで通りとはいかないけれど、○○ちゃん(くん)を好きな気持ちは同じだよということを言葉と態度、行動でわかりやすく目一杯伝えてあげてください。(看護師)
「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」とは言わず、甘えてきたら可能な限り甘えさせてください。双子が産まれたら、お尻拭きを出すなどの簡単な育児にぜひ参加させましょう。そして、上手にできたら上の子どもも褒めるようにするといいですね。お母さんと赤ちゃんの役に立ったと感じて自尊心も守られ誇らしい気持ちになるでしょう。(看護師)
産まれてくる赤ちゃんにとってもお母さんは唯一無二の存在であることは間違いありませんが、人見知りが始まったりお母さんでないと嫌だとなったりするまでの数ヶ月間は、質問者様は上のお子様とのふれあいを重視して良いと思います。上のお子様がお兄ちゃん・お姉ちゃんになる新生活の始まりで、お母さんからの愛情をしっかり感じられると、きっと下の兄弟をかわいがってくれるようになると思います。(看護師)
できれば産後しばらくは、上のお子様が我慢をする機会が少なくなるよう、家事や赤ちゃんのお世話のサポートがある環境が望ましいと思います。頼める人がいない場合、公的なサービスや民営のサービスで利用できるものがないか、事前に調べておくと良いと思います。地域の保健師さんに相談すると、利用できるサービスの紹介や、双子のママ向けの催しの案内等が受けられると思いますよ。(看護師)

ひとりで抱え込まず家族や薬の助けを得ること、お腹の張りに注意し、いつ入院になってもよいよう準備をしておくことが勧められています。上の子のメンタルケアのためには、愛情をたっぷり伝えてあげるようアドバイスがありました。また、地域の保健師に相談するなどして、家事や赤ちゃんの世話のサポートを受けられる方法を調べておくとよいようです。


2019/07/01

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美