食べ過ぎ

食欲旺盛な7歳児…どのくらい食べるのが適量?何を目安にすべき?

育ち盛りの子どもが何でもよく食べてくれるのは嬉しいものですが、食べ過ぎも気になります。今回は7歳の女の子についての相談です。他の子どもと比べてあまりにたくさん食べるため、こんなに食べて大丈夫なのかとママは心配しています。食べる量の目安はあるのでしょうか。専門家に聞いてみました。

7歳児のママからの相談:「子どもの食べる量の目安について」

小学1年生の娘は幼い頃から食欲旺盛でとにかくよく食べます。朝食もしっかり食べ、給食でもおかわりは勿論、満腹するまで食べ、さらにおやつ、夕食と、毎日食べすぎているように思います。他のお子さんを見てもこんなに食べている子はいなくて心配です。ぽっちゃり体型をずっとキープしている状態なのも気になります。何度言っても飲み込むようにして食べたり、余り噛まなかったりで、このまま食べ続けるとどうなってしまうのだろうと不安です。食べる量の目安はどこで判断したら良いのでしょうか。(30代・女性)

必要なカロリーは大人の60~80%が目安

この年頃の子どもの場合、大人の60~80%の摂取カロリーが目安となるようです。肥満かどうかの判断にはローレル指数が参考になるとの声もありました。

子どもの食事量は個人差がありますが、病的な肥満の場合などを除き、成長期の食事であることを考慮して、無理に制限する必要はないかと思います。3食の食事をしっかりと食べることは大切なことです。(看護師)
食欲旺盛なのは良いことですが、お母さんとしては少し心配かもしれませんね。一般的に6~7歳の女の子は1日に1450kcalが必要といわれますが、大人の女性は約2000kcalを必要とします。身体の割に沢山のエネルギーが必要で、大人の60~80%が目安と考えて下さい。(看護師)
小学校1年生の女児の1日の必要摂取カロリーは、1250~1650kcalが目安です。体形はぽっちゃりとのことですが、注意が必要な肥満に分類されるかどうかは、小学生の場合、ローレル指数という値が参考になります。ローレル指数は、体重(kg)÷身長(㎝)3×107で計算出来るもので、大人でいうBMIのような指数になります。ローレル指数が160を超えるようであれば肥満に分類されます。(看護師)

大きく切るなど噛んで食べるための工夫を

健康のためにはよく噛んで食べることも大切です。そのためには大きめに切ったり食物繊維が多い食材を使ったりするのが良いとのアドバイスがありました。

あまり噛まないのでしたら、野菜など少し歯ごたえのある硬さにしてみて下さい。この頃の女の子は1年間で身長が6cmほど伸びます。身長が伸びると体重が追い付かないこともあります。肥満体型でなければ見守っていて良いかと思います。(看護師)
運動量が増え、身長や体重も伸びていきますから、沢山のエネルギーが必要ですが、やはり栄養のバランスも大切です。子どもの成長に必要なタンパク質・カルシウム・ビタミン等を中心に様々な食材を摂らせて下さい。手間がかかると思いますが、おかずの種類を増やせば、全体の量が少なくても沢山食べた気になります。(看護師)
子どもの頃の肥満は将来の生活習慣病発症のリスクに繋がりますので、注意が必要です。あまり噛まずに飲み込んでしまうのは良い習慣ではないので、改善していくと良いでしょう。声をかけるだけでなく、食材を大きめに切ったり、食物繊維が多く、よく噛まなければならない食材を取り入れたメニューにしたりすると、よく噛む癖をつける効果が期待出来ます。(看護師)

成長期だけにやはりバランス良い食生活も大切なようです。おかずの種類を増やすことで食べ過ぎ予防の効果が期待できるとの意見もありました。

参考文献:
氏家幸子 監修 「母性看護学小児看護学第2版」2007年3月


2019/10/05

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美