遊び

1歳児の室内遊びのヒントとポイント。おすすめの道具も紹介

1歳児の子供は、心と体の変化や能力の発達がめざましく、遊びを通して様々なことを経験することで、生きるうえでの大事なことを習得しています。
そんな1歳児の成長に効果的な遊びを、室内の遊びに焦点をあてて紹介していきます。
子どもの成長段階に合わせた対応が必要な時期なので、まずは1歳児の成長の事をよく理解したうえで、子どもに合った遊びを選んであげてください。

1歳児の特徴は?発達の様子やできることは?

1歳児の成長には個人差がありますが、ハイハイ→つかまり立ち→伝い歩き→一人歩きができるようになる、という最も大きな成長を遂げます。
1歳児は、2歳になるまでに赤ちゃんを脱していく時期なので、体や脳が成長することで「体の動き」「運動能力」「心や感情」「知能」「言葉」「生活リズム」「「遊び方」などが、めざましく発達していきます。
昨日までできなかったことが今日いきなりできたりするなど、変化も大きいため接し方が難しい部分がたくさんあり毎日が大変です。
同じ1歳でも、月齢によって成長の発達には大きな差があるため、子どもが示す様々な行動や欲求に適切に対応するには、まずは子どもの発達の事をよく理解しておく必要があります。

・1歳児の体の動き・遊びの特徴は?
1歳児の成長で大きな特徴は、一人で歩けるようになる事です。
一人歩きによって自由に移動できることに喜びを感じ、好奇心が旺盛になっていきます。
寝ているより起きている時間の方が長くなり、一日中何かをしながら新しい動きや感覚をどんどん習得していきます。

では具体的に、1歳児の成長の特徴を見ていきましょう。

・子どもへの入り口。運動能力もアップ
個人差はありますが、歩行が安定して一人歩きができるようになると体力もついてきて、「運動能力」が急速にアップしてきます。
ボールを転がしたり投げたりする動きができたり、歌やリズムに合わせて体を動かせるようになります。
同時に、手先も器用になってくるため、親指と人差し指で小さい物をつまむこともできるようになります。

・心や感情の成長も複雑に
脳が発達していくことで感情も豊かになり、喜怒哀楽を表現するようになります。
自我も芽生えてくるので、「自分でやりたい」という意欲が出始めるのですが、同時に拒否する意思も生まれるため言うことを聞かない年頃になってきます。
また、思うことができなかったり言葉で伝えられないことで、ぐずったり・かんしゃくを起こす場面も多くなります。

・知能も発達して身の周りへの好奇心が旺盛
あらゆるものに関心が出てきて好奇心が旺盛になるため、何でも手に取り行動することで新しい刺激を受けて知能レベルも高まって行きます。
理解力に関しては、言葉の意味が十分に理解できない分、大人以上に相手の表情や体の動きを観察して状況を汲み取ろうとするので、ある程度の理解ができるようになります。
また、周りの人や友達や動物などへの興味も高まり、身近な人の真似をしようとします。

子どもは大人が想像する以上に、遊びから大切なことを自ら習得していきます。
だからこそ大人が一緒になって、いろいろな遊びをさせてあげることが、子どもの成長をサポートすることに繋がるのです。

ここからは、お家で遊べる「室内での遊び」を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

1歳児におすすめの室内遊びとは?

1歳児の成長には差がありますが、この時期から大人と一緒になって体や脳を使って楽しむ遊びを体験させてあげることが大切です。
ここからは、雨の日でも楽しめる“オススメの室内遊び”を「身体を使う遊び」と、「知能の成長を助ける遊び」に分けて紹介していきます。

・室内でできる体を使う遊び
やっと一人で歩けた!1歳児は安全な室内で、楽しみながら体を使う遊びをさせてあげましょう。

■かくれんぼ
かくれんぼは、認知力や見つけたときの喜びの感情を育てることができます。
普段のかくれんぼは難しいので、カーテンから身体の一部がわざと見えるように隠れるなど、簡単なかくれんぼから始めてみましょう。
見つかった時のリアクションが大きいほど、子どもは喜んでくれます。

■音楽でダンス
子どもは音楽が大好きです。
テレビやDVD・CDなどで人気がある音楽を流し、簡単なダンスをして遊びましょう。
子どもは真似をするのが好きなので、踊ったり手を動かしたりしてママがお手本を見せてあげましょう。

■段ボール遊び
おもちゃを購入しなくても、段ボールとガムテープとハサミがあれば楽しめる遊びがあります。
段ボールは、トンネルを作って鬼ごっこや、ジャングルジムを作ってかくれんぼをして遊ぶことができます。
段ボールなら飽きてしまえば、捨てる前に潰す遊びもできて最期まで楽しむことができます。

■手押し車
手押し車は、まだ歩くことが不安定な子どもの足腰の筋力をつけてくれるおもちゃ道具です。
ベビーカーと違って、自分の意志で好きなところへ行けるので、歩くことへの興味を高める効果があります。
どちらかといえば室内よりも、お買い物や公園での散歩など外遊びに役立つアイテムです。
手押し車には、アンパンマンなどのキャラクターが付いたものや、たくさんの種類があるので性格や好みに合わせて選んであげてください。

・知能の成長を助ける遊び
悩んでつまずいて解決するのが楽しい!頭を使う知育遊びは、脳を刺激すると同時に達成感が味わえる遊びです。

■パズル
始めは簡単な形のパズルから初めて、慣れて来たら少し難しい形にステップUPしていきましょう。
ただ置くだけのパズルができたら、はめ込むパズルもできるようになってきます。
子どもの発達状態を見極めながら、難易度を調整してみてください。

■粘土あそび
粘土遊びは、子どもの手先の器用さを養います。
1歳児は、こねたり・ちぎったり・丸めたりすることで楽しみます。
口に入れるのが心配なら、なめても安全な手作り小麦粉粘土をオススメします。

■積み木
積み木は、手先を使いながら脳を鍛えてくれる知育玩具の定番です。
子どもの成長と共に積める数が増え、想像力が養われることで形作りができるようになります。
最初は、ママが積んだ積み木を崩す遊びからスタートします。
慣れてくると掴むことができ、色つきなら色分けもできるようになります。
積み木には、たくさんの種類や大きさがあるので、必ず対象年齢を確認するようにしましょう。

■お絵描き
絵を描く能力は、人の真似をすることで進歩するので、子どもたちみんなでお絵描きをしましょう。
1歳になると握力がついて、クレヨンでなぐり書きも楽しめるようになります。
お母さんが、子どもの好きなものを書いてあげるのも喜んでくれます。

■楽器あそび
楽器遊びは、脳を刺激して音感を育てるほかに、計画性や危険予知能力も高くなります。
まずは、楽器を使うと音が出ることを教えるために、子どもの前でピアノの音を鳴らしたり、鈴やトライアングルを叩いたりして音遊びをしましょう。
最近では、楽器などの音が出る絵本もあり人気があるようです。

・ひと工夫した遊び
おもちゃを揃えなくても、簡単に遊べるものが身の回りにはたくさんあります。
ちょっとした工夫で楽しめる遊びを、いくつか紹介します。

■ボール遊び
子どもは動くものに興味をもつので、室内でもボール遊びはオススメの遊びです。
自分の意志でボールを動かせるようになると、夢中になって遊んでくれます。
ウレタン製や布製のボールなら、室内の狭いスペースでも安心して遊べます。
ボールを目で追うことで動体視力を養い、遊びながら筋力を鍛えることができるので、転がしたり投げたりして遊びましょう。

■新聞紙遊び
家にある不要な新聞紙を、思いっきり破いて楽しむ遊びです。
紙を破く行為は、手先を上手に使う練習になり、破ける音や感覚が五感に良い刺激になります。
親子で遊ぶことで、ママは家事や育児のストレス解消にもなります。
破って遊んだ後は、ビニール袋を壁に貼って新聞紙入れ競争で、お片付けの手伝いも楽しめます。

■新聞ボーリング
新聞紙には破いて遊ぶだけでなく、保育の中では幅広い用途に活用されています。
そのひとつが、新聞紙のボールを転がしてペットボトルのピンを倒すボーリング遊びです。
最初はボールを転がすよりも、投げてぶつけるような遊びの方が楽しめます。
慣れてくるとピンに水を入れて重さを変えたり、ピンまでの距離・ピンの数・大きさ・配置などを、幼児の発達段階に合わせて調節して楽しみましょう。

■ふとんアスレチック
布団アスレチックは、布団を高く積んで登ったり壊したり、トンネルを作ってくぐりながら追いかけっこもできる全身運動を促す遊びです。
ママが見本になって、遊び方を教えてあげると喜んで遊びだします。
外でのアスレチックと違って、転んでも布団が衝撃を吸収してくれるので安心です。

■風船遊び
風船にはいろいろな形や色があり、何歳でも楽しめるのが魅力です。
子供たちにとって風船は、遊びの世界が広がる不思議な魔法の道具でもあります。
1歳児はまず、風船のゴムの触感を知ることから始めましょう。
風船が軽いこと・飛んでいく不思議な感覚を、感じさせてあげることが大切です。
また、膨らませて楽しむだけでなく、萎ませる場面も子どもたちにとっては楽しい遊びになります。
子どもと一緒に、投げたり・追いかけたりして遊ぶのも喜んでくれます。

1歳児と遊ぶときに注意すること

どんな遊びにも危険はつきものですが、特に1歳児は事故が多いといわれているので、普段からママやパパが注意をする必要があります。


・すぐに口にいれる危険性
子どもの事故で一番多いのが、誤飲による事故です。
好奇心が旺盛な1歳児は、興味があるものは何でも触ったり、口に入れて確かめようとするので、常に周りにいる大人の注意が必要です。

・おもちゃは対象年齢を守る
特におもちゃは、壊れて破片が出るものや、小さいパーツがついているものは避けるべきです。
おもちゃを購入するときは、間違いを起こさないためにも必ず対象年齢を守るようにしましょう。

・けがをしない工夫を
歩き始めた子どもは、じっとしていてはくれません。
まだまだ歩きが不安定なのに、家じゅうを歩き回ります。
頭が重たいので転んでしまうことも多いため、目の届く範囲で遊ばせるようにしましょう。
また、子どもが手を伸ばして届くところに、物を置かないよう家族にお願いしておくことも必要です。

1歳児には手遊びもおすすめ

手遊びは指や手だけでなく、全身を使って遊びます。
特に1歳児には絶大な効果があり、親にとっても子どもとのコミュニケーションやスキンシップになるメリットがあるため、保育園でも定番のお遊びです。
“手遊びのコツ”をご紹介しますので、ぜひ親子で一緒に遊んでみてください。

・スピードやリズムに変化をつけて
手遊びは、歌に合わせて手や体を動かしていく遊びです。
1歳児は、普通のテンポだと動作が歌についていけないので、ママが子供に合わせたテンポで歌ってあげましょう。
子どもの成長レベルに合わせてテンポを変えることで、新鮮で興味をもってもらいやすくなります。

・声や身振りは大げさに
手遊びは、少し大げさなくらいに動かす方が、子どもが真似しやすく喜んでくれます。
一緒に遊ぶママが楽しさを顔や体で表現することで、子供に興味を持ってもらいやすくなります。

1歳児の子供は、保育士さんでも接し方が難しい部分がたくさんある年頃です。
子ども自身も自分の思いを伝える手段が乏しいなか、刺激ある毎日を過ごしています。
子どもの気持ちに寄り添って、共感してあげる事・否定しない事を心がけて、大切なお子さんの成長を優しく見守ってあげましょう。


2019/09/20

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この記事の監修/執筆

イクシル編集部