幼児のお世話・トラブル

見立て遊びは想像力を伸ばすチャンス!大人の上手な関わり方は?

子どもの見立て遊びに気付いていますか?

小さな子どもが一人で遊んでいる様子をよく見てみると、ひとりで見立て遊びに夢中になっていることがあります。見立て遊びとは、積み木をを電車に見立ててカーペットの上を走らせていたり、おもちゃの容器をコップに見立てて飲む仕草をしていたりと、道具を何かに見立てて遊ぶこと。これは、子どもの脳が健全に発達し、想像力や記憶力が順調に培われている現れです。自分が見たこと、経験して記憶したことを、道具を使って再現しているのですね。そんな時は何を再現しようとしているかよく観察してみましょう。お子さんの趣味嗜好のヒントがわかるかもしれません。身近にいる大人の真似をしているなら、きっと他人とコミュニケーションを取るのが好きなお子さんでしょうし、電車やバスなどの乗り物に見立てて一人で没頭しているなら、集中力のある、車好きのお子さんなのでしょうね。

見立て遊びは、子どもたちが2歳ころからよくするごっこ遊びとは根本的に違います。ごっこ遊びが、何かなりきりたい対象物になりきって遊ぶのに対し、見たて遊びは、道具をなにかに見立てて遊びます。通常、1歳後半くらいから2歳くらいの頃に見立て遊びが始まり、そのあとごっこ遊びに移行していくお子さんが多いようです。

見立て遊びはなぜ大切なの?

見立て遊びを通して、子どもたちは様々なことを学びます。たとえば、まず自分以外の人の気持ちがわかるようになるといわれています。「こうしたらかわいそうかな」「こうしたら相手は笑ってくれるかな」など、相手の心を察する力が伸びるのは、見立て遊びの最大のメリットと言えるでしょう。
また、一片の積み木が電車やバスになったり、四角いただの空箱がお人形やぬいぐるみのお家になったりする遊びを通じて、「この形ならあれにできる」「これはあれと組み合わせると○○になる」などと完成形のイメージをふくらませることが出来ます。これが、子どもたちの想像力を伸ばすことに繋がります。

最初は1人で遊んでいる子どもたちも、3歳を過ぎた頃からはお友だちと一緒に見立て遊びをすることができるようになります。子ども同士で役割やルールを決めてさらに発展した遊びが出来るようになると、自然にコミュニケーション能力や協調性も養うことが出来ます。また、この機会に画用紙や折り紙、ダンボールや空き箱などを使って、小道具を一緒に手作りしてみるのもおすすめです。ここでパパの出番となるご家庭も多いかもしれませんね。工作をすることで子どもたちの手先も器用になり、親子の思い出も出来て一石二鳥です。

あると便利なおもちゃ

おままごとセット、お人形、積み木や砂場セットなど、特に遊び方が決まっていないおもちゃは見た手遊びやごっこ遊びに最適です。カプラのように、同じ形の積み木がたくさん入っているものの方がどんなものにも変身させやすく、子ども達の想像力を手助けするでしょう。
逆に、プラレールなど、すでに遊び方が決まっているのおもちゃを何か別のものに見立てて遊ぶのはなかなかハードルが高いと言えます。これから新しいおもちゃを購入予定の新米パパやママは、「見立て遊びに使えるかな」という軸でおもちゃ選びをしてもいいかもしれません。

見立て遊びにおすすめのおもちゃ

●シュライヒ:はじめてのファームワールドセット
参考価格:3,218円(税抜)

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本物そっくりの動物フィギュアのメーカーとして世界的に有名なドイツの玩具メーカー・シュライヒの牛、ろば、おんどり、羊のフィギュアセットです。子どもたちがフィギュアで遊ぶことで自然を学べるよう、自然の姿そのままに作ることを心がけており、安全基準に適合した品質の高さでも信頼を得ています。
スケッチから造形まで丹念に時間をかけ、彩色は一つひとつ手作業で仕上げているため、どれも世界にひとつしかないもの。本物そっくりのフィギュアを使った遊びは、子どもたちの想像力や主体性を育みます。

年齢別によって変化する遊び

見立て遊びは、年齢によって遊び方が変わってきます。具体的に見てみましょう。


【1歳頃】
まだ「赤ちゃん」と呼ばれるような小さな時期ですが、観察力は抜群です。身近な人のまねが大好きで、パパのひげそり、ママのお料理など、よく観察して真似するのが大好きです。

【2歳頃】
この頃から、道具を使った見立て遊びが大好きになります。男の子なら電車や車、女の子ならママや、トイレットペーパーの芯を持ってマイク代わりにし、テレビの歌手の真似をしたりするのもこの頃からです。三つ子の魂百までとはよく言ったもので、この時期に子ども達の性質や趣向、得意なものの片りんを見ることが出来ます。

【3~4歳頃】
だんだん遊び方も複雑になり、お人形や小道具を使ってのごっこ遊びが出来るようになってきます。お友だちと一緒に、お店屋さんや戦隊ヒーロー、保育園の先生などになりきる「なりきり遊び」が得意になります。

【5歳頃】
さらになりきり遊びが盛んになり、役割もさらに細かい設定になってきます。子どもたちだけで作った世界観にどっぷり浸り、夢中でなりきり遊びをする我が子の姿は今しか見れない宝物。優しく見守ってあげましょう。

ママやパパの上手な関わり方

基本的に、子どもが自由に遊んでいる際にダメ出しはNGです。こどもは、空想の世界の中で何にでもなれる万能感を持って生まれてきています。「それをやるならこうしなきゃ」などと大人目線で決めつけないで、子どもに自由に遊ばせるのが鍵です。
「うちの子、見立て遊びをあんまりしないな」と思ったら、ママの出番です。一緒にお散歩の際に拾った葉っぱやどんぐりを使っておままごとをしたり、「これ、〇〇になるかな」などとアイデアを出してあげると良いでしょう。子ども自身から出たアイデアは、いくらそれが素っ頓狂に聞こえても決してけなしたりせず、どんどん褒めて子どもたちの自信と自尊心を育ててあげてください。

以上、人間力を育てると言っても過言ではない幼児期の見立て遊びについて、まとめてみました。


2019/03/07

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この記事の監修/執筆

イクシル編集部