睡眠トラブル

夜10時まで寝つけず朝は5時に起きてくる7歳児…成長への影響は?

子どもの成長に質の良い睡眠は欠かせないといいますが、睡眠時間が短いとどんな影響があるのでしょうか。今回は7歳の子どもを持つママからの相談です。もともと眠りが浅く、7歳になっても10時頃まで寝付くことが出来ず、朝の5時には起きてきてしまうと心配するママですが、専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

7歳児のママからの相談:「生まれつき睡眠時間が短い」

上の子は息をしているのか心配になるほど長時間ぐっすり寝てくれる子で、現在も睡眠時間は長い方だと思います。それに比べて下の子は小さな頃から眠りが浅く、7歳になった今でも夜は寝付けずにごそごそしており、明け方はとても早い時間から目が覚めてしまうようです。とても活発な子なので昼間は元気に外で走り回っていますが、成長のためにはもっと長い睡眠時間が必要なのではないかと心配です。夜9時には布団に入りますが、寝付くのは10時前頃で、朝は5時には起きることも多く、平均睡眠時間は7時間ほどです。上の子は布団に入るとすぐに寝付き、朝も6時半にこちらから起こすまで寝ているので9時間程度の睡眠時間が確保出来ており、その差も気になります。睡眠時間が短いことについて誰に相談すれば良いのかわかりません。改善する方法があれば教えて下さい。(40代・女性)

小学生の睡眠時間は9~11時間。生まれつき短いことも

小学生の理想の睡眠時間は9~11時間のようですが、生まれつき短い子どももいるとの意見も寄せられました。

大人は90分の間にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。小さな子どもは40~60分で睡眠サイクルを繰り返しますが、5~10歳くらいになると大人の睡眠サイクルとほぼ同じになります。7歳くらいの理想の睡眠時間は9~11時間で、21時までには就寝するのが望ましいとされています。(看護師)
小学生の理想的睡眠時間は、9~11時間とされています。日本の場合、お父さんの帰りが遅い・共働きが多い等の事情で食事時間が遅くなったり、両親が忙しくて家族とのコミュニケーションの時間を確保するために寝る時間が遅くなってしまったりといった傾向があります。(看護師)
お子さんは寝つきが悪いようですが、寝る前にゲームやスマホを使用していないでしょうか。もし使用しているようなら、少なくとも寝る前2時間の使用は控えて下さい。そして寝る1~2時間前から部屋は暗めにしましょう。決まった時間に布団に入るようにし、朝、目が覚めたら短時間で良いので、お日様の光を浴びさせて下さい。寝る前に歯を磨く・パジャマを着る等の儀式を習慣づけると、これから寝ると自覚できるようになります。(看護師)

睡眠中に分泌される成長ホルモン。寝やすい環境整えて

成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、健やかな成長のためには寝やすい環境を整えてあげるのが良いようです。

子どもの睡眠は、成長ホルモンの分泌・免疫力の向上・情緒の安定・肥満予防などにとても重要です。質の良い睡眠を確保するためには環境に配慮しましょう。寝る時は光や音の入らない静かな環境を準備し、絵本などを読んでスムーズに睡眠に入れるようにしましょう。寝る前に興奮する遊び(戦いごっこ・身体を使った遊び等)・テレビや携帯電話などの視聴・就寝2時間以内の熱めの温度での入浴などは脳が覚醒してしまうので避けましょう。 (看護師)
睡眠時間の短さは成長や発達に悪影響を及ぼします。厚労省の健康局によると、慢性的な睡眠不足は、肥満・生活習慣病・うつ病などの発症率を高めるといいます。とはいえ、元々睡眠時間が短い体質を持つ子もいて、質の良い睡眠がとれていて問題がない場合もあります。あまりストレスに感じ過ぎず、今より1時間早く布団に入り、睡眠時間を1時間伸ばすことから試みると良いでしょう。(看護師)
朝も早い時間から朝日が入り込むと、脳が覚醒します。起こしたい時間まで暗い環境を維持することも大切です。ただし、ずっと真っ暗な状態だと朝の脳の覚醒が遅くなります。起こしたい時間にはしっかり朝日を取り込むようにしましょう。(看護師)

慢性的な睡眠不足に陥ると肥満や生活習慣病などの発症率を高めるとの意見もありました。ゲームやスマホは、就寝前2時間は使用を控えるのが良いとのアドバイスもありました。

監修者:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での勤務を経て、とらうべ 社設立。医療職が企業人として女性の一生に寄り添うことを旨とし、30年にわたって各種サービスを展開中。

2019/06/09

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