叱り方

動画視聴がやめられない我が子…ルールを守るにはどうしたら良い?

昨今、パソコンやスマホで動画視聴をする子どもが増えてきましたが、親としては長時間視聴させるのは避けたいところですよね。相談者さんはお子さんと、動画視聴のルールを決めているにもかかわらず、視聴をやめないため困っているようです。どう対処すればよいのでしょうか。専門家の意見をみていきましょう。

30代女性からの相談:「子どもが動画サイトを見続けてしまう」

8歳の娘はパソコンで動画を視聴することが好きです。平日は帰宅して勉強が終わってから夕飯までの1時間程度の約束で動画視聴を許しています。パソコンの操作は覚えておいて損はないと思って見守ってきました。しかし、夕飯の支度が済み、家族が食卓にいているのに、娘だけはパソコンの前から離れません。1本約10~30分の動画が多く、キリの良いところでないとやめられないと言います。最近は、自分でキーボードの入力やマウスが操作できるので、見る動画の種類や範囲が増えました。ブルーライトの心配もあるのですが、決まりを守れないことが問題で、動画の中毒性やあまり子どもには見せたくない動画もあったりするので説明するのですが、守ってくれません。ひどい時は、夕食後にもこっそり見ていることがあり、注意していますが改善されません。夕食の準備や片付けの時間と重なっているため、私が付きっきりで見るわけにもいかず、夫も心配しています。(30代・女性)

重要な課題はルール決め

ブルーライトの影響や生活習慣の乱れなど身体面の不安はありますが、まず取り組むべき重要な課題は、お互いが納得できるルールを決めて守るということです。

ブルーライトの影響や生活習慣の乱れなど心配な要素はいくつかありますが、まず取り組むべき今の一番の課題は、お子さんが納得できるルールを決め、その中で正しく使用することのように思います。今後成長していく中で、やりたいことをルールや約束によって制限されることはたくさんあります。我慢することやなぜ我慢することが必要なのかを伝えるいいチャンスかも知れませんね。動画サイトは見ていて楽しいというお子様の気持ちも汲みながら伝えてみてください。(助産師・保健師)
パソコンは大人になってから使うことがあるので使い方を覚えるのはいいと思います。しかし、いろんな情報があり便利であるからこそ子どもが使う場合は気を付けなければいけません。テレビであれば時間がたてば番組が終わりますが、動画では好みのものを次々と選択できて、その結果、長時間見ることができてしまいます。お互いが納得できるルールを決めることは大切でしょう。(看護師)

ルールは子どもと一緒に決めよう

動画を見る時間についてのルールは、子どもと一緒に決めてみましょう。子どもは親が決めたルールでは納得しなくても、自分で決めたことは自分で守るものです。約束が守れなかった場合のこともお子さんと一緒に決めておくと良いですね。

たとえば「1日1時間まで、食事の時間になったらやめる」という約束です。そして、約束が守れなかった場合のこともお子様と一緒に決めましょう。「次の日は使えない」や「時間を30分にする」など約束が守れなかった場合のことも決めておきます。ルールを決める時は、保護者の気持ちや考えを伝えつつ、必ず子どもの考えを聞くことが大切です。お子様とよく一緒に話し合って、本人が納得する内容でルールづくりをしましょう。(助産師・保健師)
キリがよくないと納得できないのであれば、時間ではなく「1日に2本の動画まで」と決めたりしてみてはいかがでしょうか。動画を見始める前に親がルールを提示するのではなく、「今日はいくつ見たら終わりにする?」と訊いて、自分で何本かを決めてから見始めるのもよいでしょう。また、他に目を向けるようにするのもいいでしょう。夕食作りを手伝ってもらったり、片づけを一緒にしたりなど役割を作ってみてもいいかもしれません。また「宿題や学校の準備の時間」「この時間はパソコンを見ていい」などのタイムスケジュールを、お子さんと一緒に考えながら作ってみてはいかがでしょうか。他にすることがあったり、興味・関心を持つものを作ったりすることなどがあれば、動画の決まった時間も習慣的になるのではないでしょうか。(看護師)

子どもにとって楽しみな動画の視聴ですが、お互いに納得できるようなルールを決めて、時間内で終わらせるような工夫が必要です。子どもと一緒に話し合いながら、ルールを決めてみましょう。

監修者:青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。病院や地域の保健センターでの勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・出産・育児相談や女性の身体の悩みに関する相談に親身に応じ、赤ちゃんタッチ講師も務める。一児の母。

2019/06/08

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