二人目妊娠

子宮頸がんの円錐切除手術後の妊娠、二人目妊娠の為の注意点は?

子宮手術後の妊娠、経過や無事に出産できるのか不安に思うこともいろいろあると思います。今回は2年前に子宮頸がんの円錐切除手術をしたママからの相談です。「一人目を妊娠中ですが、もう一人子どもが欲しいので出産後の生活で注意することなどあれば教えて欲しい」とのことです。専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

ママからの相談:「子宮頸がんの円錐切除手術後の妊娠、二人目妊娠の為の注意点は?」

私は今回初めて妊娠をしました。すごく嬉しいのですが実は2年前に子宮頸がんの高度異形成で円錐切除の手術をしています。今のところ赤ちゃんは順調に成長していて子宮頸管も今のところは短くなり過ぎてなくて大丈夫みたいです。このまま無事に産まれて来てくれたら、出来ればもう一人子どもが欲しいと考えています。今の時点で運動を禁止されているので、出産後の生活でもう一回妊娠する為に心がける事や注意点があれば詳しく教えて欲しいです。(20代・女性)

妊娠中も出産後も身体を冷やさないことが大切です。

身体を冷やしてしまうと産後の体力の回復にも妊娠しやすい身体づくりにも悪影響を及ぼすので、靴下や腹巻で保温したり血行を良くする食品を摂るなどの工夫をして身体を冷やさないようにするようアドバイスをいただきました。

まずは、元気な赤ちゃんを出産できるよう今からできる対策をしていきましょう。出産後にも共通しますが、身体を冷やすことはあまりお勧めできません。なぜならば、産後の体力回復も、妊娠しやすい身体づくりにも身体を冷やしてしまうと血行が悪くなりホルモンバランスが乱れる恐れがあるからです。でも、季節に合わせた方法で大丈夫ですよ。
出産後は赤ちゃんのお世話で大変かと思いますので、まずは身体が早く回復するようにできる範囲で休みながら育児をすることをお勧めします。身体を冷やさない工夫としては、足首やお腹が冷えないよう靴下や腹巻で保温したり、血行を良くする生姜を多く摂取したり、軽くストレッチすることも良いでしょう。家族に協力を得ながら、無理のない範囲で身体の調子を整えてみてはいかがでしょうか。(看護師)

流産早産のリスクが高いので妊娠が判明したらすぐに受診して。

子宮頸部が短くなっていて流産早産のリスクが高いので、二人目妊娠がわかったらすぐにかかりつけ医を受診して円錐切除術を受けたことを伝えることが大切とのことです。

現在も運動禁止とのことですが円錐切除術を行うと手術によって子宮頸部が本来よりもかなり短くなっているので子宮口が開きやすくなっている状態です。そのため、流産早産のリスクが高いので、二人目も妊娠したらすぐにかかりつけの産婦人科を受診して担当医に円錐切除術を受けたことを伝え、注意して経過を診てもらった方が良いです。(看護師)

定期的に子宮頸がんのがん検診を受けることが大切です。

円錐切除術後でも再発の可能性があるので、産後も定期的にがん検診を受けるようアドバイスをいただきました。

現在妊娠されているならば、次も自然に妊娠分娩することは十分可能だと考えられます。排卵期をねらってタイミングを取るなど通常の妊活で良いと思われます。注意していただきたいのは、円錐切除後でも再発される方がいらっしゃることです。再発した場合は再度治療が必要となりますので、産後も定期的に子宮頸がんの検診は受けた方が良いです。(看護師)

円錐切除術後の妊娠では、産後も定期的にがん検診を受けて再発を見逃さないことと、妊娠がわかったら流産早産防止のために早めにかかりつけ医を受診して経過を観察してもらうことが大切です。

参考:
ミオ・ファティリティ・クリニック「子宮がん(子宮頸がん、子宮体がん)について


2019/03/22

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美