調査・アンケート

子どもが野菜を好きになるトレーニング“ベジトレ”とは?

深刻な野菜不足、子どもの野菜に対する全国意識調査を実施

厚生労働省が平成29年に発表した成人1日の野菜摂取量の平均は288.2gで、目標の350gを下回っており、野菜不足は深刻な問題となっています。今回、“ニッポンの野菜不足ゼロ”を目指して野菜摂取の重要性について様々な情報を発信しているカゴメ株式会社(代表取締役社長:寺田直行、本社:愛知県名古屋市)は、子どもの野菜に対する意識調査を行いました。調査対象は全国の3~12歳の子どもを持つお母さん4382名。その結果様々なことが判明しました。

野菜嫌いは「神奈川県」、野菜好きは「山形県」が最も多い

子どもが野菜を好きかどうかの調査結果を都道府県別に見ると、子ども本人が野菜を「嫌い」と回答した“野菜嫌い県”ランキング1位は「神奈川県」で37.4%、次いで「富山県」37.1%、「鹿児島県」35.5%となりました。また、野菜を「好き」と回答した“野菜好き県”ランキング1位は「山形県」で67.2%、次いで「福島県」60.9%、「山梨県」60.8%でした。嫌いな野菜の数については“野菜嫌い県”1位の「神奈川県」が平均6.8個で全国で最も多い結果となり、“野菜好き県”1位「山形県」の平均3.8個と比べると約2倍であることが判明しました。

野菜好きの山形県の子どもは朝食で野菜を食べ、野菜を育てる経験

1日の野菜の摂取量について、朝食に野菜を摂取するかどうかを見ると、“野菜好き県”1位の山形県は「朝食で野菜をとらない」と回答した人が29.0%と全国で最も少なく、7割以上が朝食で野菜を摂取していることが分かりました。また、子どもたちが野菜に対してどのような知識をもち、どのような経験をしているのか「神奈川県」と「山形県」を比較したところ、山形県のほうが「野菜を育てる経験」をしたことのある子どもが多いことが判明し、子どもの頃から野菜を育てる経験をすることで、「野菜を好き」と感じる傾向があることが分かりました。

子どもの時に野菜を好きになるトレーニング=“ベジトレ”を!

今回の調査結果をふまえて、料理研究家で栄養士の浜田陽子先生は「食の好みは成長と共に変わっていくと見守る方法もありますが、生涯の好き嫌いの土台をつくる子どもの時にしっかりと、野菜を好きになるトレーニング=“ベジトレ”をしてあげることが大切です。」と言っています。以下に“ベジトレ”の5つのポイントをまとめました。

<浜田陽子先生監修 野菜を好きになるトレーニング“ベジトレ”5つのポイント>

ポイント1:お買い物で子どもに野菜を選ばせる
子どもに“選ぶ”という主体性のある行動をしてもらうことがポイントです。自分で選んだ野菜なら子どももチャレンジしやすくなります。家族にも協力してもらい、「パパが自分の選んだ野菜をおいしいと言ってくれた」などポジティブな経験を積ませてあげることが大切です。

ポイント2:野菜の料理のお手伝いで素材に触れさせる
料理のお手伝いをすることで、ご飯をつくる手間や大変さを経験することができ、食べることの大切さを感じることができます。
3歳くらいからは野菜をちぎったり、4歳くらいからはプレ包丁などで切る作業、小学生になればこども包丁を使うことも可能です。熱を使う炒める作業などは小学3年生くらいからお願いしましょう。

ポイント3:子どもの自尊心をくすぐる声かけ
自尊心をくすぐる声かけは、子どものモチベーションアップにとても効果的です。8割以上の子どもは、「思い込みでなんとなく野菜を避けていたけど、声かけがきっかけでチャレンジできた」とのことです。
声かけの際は「全部食べられたらおばあちゃんに自慢しよう」など野菜を食べられたらその場にいない人に報告させたり、「昨日人参食べられたのすごいってパパが言ってたよ」など子どもの知らないところでほめていたのをこっそり伝えることがポイントです。

ポイント4:間食や補食に野菜ジュースや野菜を使ったおやつを活用
野菜が入っているのに飲めた、食べられたという成功体験をすることが子どもの自信につながります。「口に入れた」という実感を持たせるためのファーストステップとしては野菜ジュースや野菜を使ったおやつは有効です。

ポイント5:野菜ジュースやトマトジュースを使ったおかずで野菜味へのハードルを下げる
野菜ジュースをそのまま飲むのが難しいようであれば、料理に使ってみるのも一つの方法です。
カレーなどの調理の際、水の代わりに野菜ジュースを使い「この料理には野菜ジュースを使っているんだよ」と事前にきちんと子どもたちに伝えることがポイント。「野菜ジュースが入っている料理を口にすることができた」ということを理解させることが成功体験につながり、野菜嫌い克服への第一歩になります。

参考サイト

カゴメ株式会社 プレスリリース(PRTIMES)

浜田陽子(はまだようこ)
株式会社Studio coody(スタジオコーディー)代表取締役・料理研究家・栄養士「生活習慣病」「食育」「ダイエット」「乳幼児栄養」「妊産婦栄養」を専門分野とし“心と体に美味しいレシピ”を提案する。

2019/03/26

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この記事の監修/執筆

ニュース編集部