子育てへの不安

妊娠生活と育児…うまく両立するためには?

第二子以降の妊娠生活では、育児との両立に不安を抱くママも多いですよね。相談者さんは、第二子妊娠中で、育児が思うようにいっていないようです。うまく両立させるにはどうすればよいのでしょうか。専門家に相談してみました。

20代、女性からの相談:「第二子の妊娠で育児が思うようにいかない」

上の子を満3歳で幼稚園に通わせており、現在第二子を妊娠中で臨月に入りました。平日の日中は幼稚園に通っていることもあり私自身も心身ともに楽をさせてもらっていますが、帰ってくる時間が近づいたり、休日だったりと大きいお腹で元気が有り余っている3歳児の面倒をみることを考えると、どっと疲れてしまいます。平日は幼稚園でたくさん遊び、帰ってきて眠たいようで機嫌が悪いときもあり、言うことを聞かなかったり、かんしゃくをおこしたり甘えてきたりします。抱っこと言われ上の子も寂しいのだろうと思い抱っこしたりするのですが、お腹の中の子がそれに合わせたように動くので、体感的に気持ち悪くなってしまい、上の子に我慢させてばかりで寝ている姿を見ては毎晩反省しています。夫が帰ってきたときは上の子も夫に甘えられるので良さそうですが、毎度そううまく帰って来られるわけでもないので、上の子にかまってあげられない申し訳なさと、上の子のように妊娠中に気にかけてあげられないお腹の子に申し訳なくて仕方がありません。産後子ども二人を子ども視点から見て平等に接することができるのかも不安です。今の段階でこんな気持ちではいけないと思ってはいるのですが、自分ではどうしようもできません。どうしたらいいでしょうか。(20代・女性)

第二子以降の妊娠生活ではママも子どもも気持ちに変化がある

第二子以降の妊娠生活では、育児との両立に悩むママは多いようです。子どももイライラしたり、甘えたり、気持ちに変化があります。

第二子以降の妊娠生活は、上のお子さんの育児との両立をしながらになるため、第一子妊娠の時に比べて大変だったという妊婦さんは少なくありません。特に臨月に入るとお腹も大きくなり、身体の自由が制限されるため、思うようにお子さんに対応することが難しいこともあるでしょう。上のお子さんも、お子さんなりにお母さんの妊娠や赤ちゃんの存在を感じ、いろいろな気持ちを持っていると思います。(看護師)
親としては二人同じようにしてあげたいと思いますが、気持ちだけでよいと思います。実際には上の子は今まで通りにお父さんやお母さんを独り占めすることはできませんし、下の子は生まれながらに独り占めすることはできませんよね。でもそれでいいと思います。その分、お兄ちゃんやお姉ちゃんに可愛がってもらえる嬉しさがありますし、上の子にも弟や妹を可愛がる嬉しさがあります。兄弟がいるからこその譲り合いや思いやり、競争心など、育まれることは多くあります。下の子が生まれることで、上の子が甘えたりイライラしたりすることはよくあります。(助産師・保健師)
お兄ちゃんはもう3歳ですから、お話しすればわかりますね。胎動を一緒に感じたり、お腹に話しかけたりして一緒に下の子が産まれるのを待っていよう、産まれたらかわいがろう、という気持ちが自然に芽生えるようにしていきたいですね。(看護師・助産師)

上の子のフォローはスキンシップで解決しよう

上の子は、嫉妬心や不安を感じることもあります。スキンシップなどの愛情表現で大切に思っていることを伝えましょう。

上の子が嫉妬心や不安を感じることもあると思いますし、まだまだ甘えたい盛りですので、抱きしめる、添い寝をする、手をつなぐなど、スキンシップの時間をできるだけとれるようにするとよいでしょう。3歳であれば言葉でのコミュニケーションも可能ですので、身体に負担のかからない方法でスキンシップを取りながら、言葉でも「大好きだよ」ということを伝えてあげることも安心感につながると思います。(看護師)
抱っこができない時は、座った状態で抱きしめてください。寝転がって抱きしめると、もっと喜ぶかと思います。弟(妹)ができる自覚はあると思います。上のお子さんも子育てに参加させてください。「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と言う声掛けはよくありません。赤ちゃんの手を握ってもらったりオムツを持ってきてもらったり、「さすがお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね」と褒めてあげてください。(看護師)
お父さんやお母さんを取られてしまうのではないかという気持ちが働いているのかもしれませんね。赤ちゃんが生まれても変わらずずっと大好きだよという気持ちをいっぱい伝えてあげてください。抱っこがしんどい時は座ってぎゅーっと抱きしめてあげてもいいですね。赤ちゃんに親を取られる不安がなくなれば、自然と穏やかに弟や妹を迎えられるようになりますよ。子どもからみても赤ちゃんは可愛いものですから、きっと優しいお兄ちゃんお姉ちゃんになれると思います。(助産師・保健師)
赤ちゃんが泣いているときと、上の子がぐずることが同時に起きることがあると思います。そんなときは、まず上の子の相手をしてください。そして落ち着いてきたら、「赤ちゃんが泣いているね、一緒にオムツかえようか」などと話してみてください。(看護師・助産師)

ママがリラックスして過ごすことが大切

ママがリラックスして過ごすことが、お腹の中の赤ちゃんにとっても大切です。自分を責めずにダンナさんなどに辛い気持ちを聞いてもらいましょう。

お母さんがリラックスして過ごせることが、お腹の中の赤ちゃんにとっても健やかな成長につながるといわれています。かまってあげられていない、と罪悪感を抱いてしまうことは止められないかもしれませんが、気負いすぎず、出来たことに目を向けるようにしてみてもよいかもしれません。育児に完璧なんてないのですから。(看護師)
子育てはマニュアル通りにはいきません。自分を責めず、辛い時はダンナさんや友人、家族などに気持ちを打ちあけてください。(看護師)

第二子以降の妊娠生活では、育児との両立に悩むママは多いようです。上の子にはスキンシップなどを活用して愛情をきちんと伝えてあげましょう。また、ママがリラックスして過ごせるよう、自分を責めずに辛い時は話を聞いてもらいましょう。

監修者:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での勤務を経て、とらうべ 社設立。医療職が企業人として女性の一生に寄り添うことを旨とし、30年にわたって各種サービスを展開中。

2019/06/17

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