頭のケガ

子どもの切り傷…きれいに治すために自宅でできることとは?

子どもが傷を負うと、将来、傷跡が残らないか心配になってしまいますよね。相談者さんのお子さんは、頭をドアにぶつけたことにより、少し深めの切り傷ができてしまったといいます。なるべく傷跡を残さずきれいに治したいと考えているようですが、自宅でできる対処法はあるのでしょうか。専門家に相談してみました。

40代、女性からの相談:「なるべく傷跡を残さずにきれいに治したい…対処法は?」

11ヶ月の子どもがいます。子どもがドア枠の角に顔をぶつけてしまい、少し深めの切り傷ができてしまいました。顔なので傷が残るかどうかが心配です。洗って消毒して乾燥させるか、絆創膏を貼ったり保湿成分のある傷パッドを貼るか、保湿剤を塗るか、、。他にできることはあるのでしょうか。思いつくことはいくつかあるのですが、どうすればいいかよくわかりません。なるべく傷跡を残さずきれいに治したいです。また、目や唇付近だとできることも限られます。自宅でできる対処方法を教えて下さい。(40代・女性)

傷は洗い流してモイストヒーリング用の傷パッドで保護しよう

傷口は流水で流しましょう。その後は、モイストヒーリング用の傷パッドやガーゼで傷口を保護をします。モイストヒーリングという手当の方法であれば、傷が早くきれいに治るようです。

夜中などで自宅で処置する場合は、まず傷口を流水で流してください。擦る必要はありません。頭や顔で流水を使うのが難しいようでしたら、お子さんをタオルの上に寝かせ、清潔なペットボトルに水を入れて洗い流すといいかと思います。この場合、ペットボトルの蓋に数か所の穴を空けておくと流しやすいです。流したら清潔なガーゼで傷口を押さえて出血を止めます。止血したら消毒してガーゼで保護してください。顔でガーゼが難しいようでしたら、傷用のテープでいいと思います。(看護師)
自宅でできる傷の手当としては、モイストヒーリングという方法がお勧めです。昔は傷口を消毒して乾燥させるのが主流でしたが、現在は傷を乾燥させない方がメリットが多いと言われています。消毒液は傷口付近の細菌だけでなく、傷を治すのに必要な細胞まで死滅させてしまうとされているため、使用しません。手順としては、傷口を流水でよく荒い、白色ワセリンを塗った絆創膏やガーゼで覆い、湿潤な環境を保つようにします。モイストヒーリング用の傷パッドなど、専用の商品も販売されています。処置の際の痛みが少なく、傷が早くきれいに治るとされています。(保育園看護師)

傷が深い場合は病院を受診しよう

傷が深く、傷跡が残りそうな場合は、一度病院を受診しましょう。頭を強くぶつけた場合は、吐き気や意識障害がないかよく観察すると良いそうです。

頭や顔は浅い傷でも縫合しないと傷が残る場合もありますから、早めに病院を受診した方がいいでしょう。また、頭を強くぶつけた場合は、少なくとも24時間は吐き気・嘔吐・意識障害などがないかよく観察してください。(看護師)
傷が深い場合や、後に残りそうな顔の傷などは、一度病院を受診して相談したほうが安心かと思います。(保育園看護師)
形成外科に受診ができるようであれば、傷跡のことも含めてきちんと診てきれいに治るように治療してくれると思います。(看護師)

小さな子どもが傷を負った時は、洗い流して保護するだけでなくモイストヒーリング用の傷パッドを活用すると早くきれいに治るようです。もしも傷が深い場合は、早めに病院を受診しましょう。


2019/06/01

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美