イヤイヤ期

2歳児、YouTubeの視聴時間はどれくらいにとどめるべき?

イヤイヤ期の子どもが喜んで見てくれるYouTube動画、ついつい見せてしまうものの、悪影響も心配だという悩みが寄せられました。1日の視聴時間はどれくらいを目安にすればよいのか、専門家にお聞きしてみましょう。

2歳児のパパからの相談:「YouTube動画、1日の視聴時間は?」

子どもがイヤイヤ期に突入しました。何をやってもイヤだイヤだと駄々をこねて泣き叫びます。そんなとき、唯一安心して見てくれるのが、年の近い幼稚園~小学校くらいのお姉さんたちが出ているYouTube動画。スマホだと画面が小さいので、なるべくテレビに繋げて見せています。よくよく見ていると、言葉を覚えたり感情をおもんぱかったり、教育的に良いこともいっぱいあるので、ついついNHKの教育番組と同じようなイメージで見せてしまうのですが、やはり悪影響はあるでしょうか。1日何分、何時間くらいまでなら見せてもよいものでしょうか。教えてください。(30代・男性)

動画視聴のメリット・デメリット

YouTubeなどの動画を子どもに見せることには、メリットとデメリットがあるようです。

小さいお子さんをもつ親御さんにとって、幼児番組やYouTubeは強い味方になると思います。子どもにテレビを見せるのには賛否両論ありますが、メリットとして、映像への興味を通じて親と会話をすることで言葉を覚える・登場人物に共感することで夢が広がる・映像を通じて情報を得ることができる・映像を見てどう感じたかを話すことで、家族のコミュニケーションが深まる・なによりママやパパにとっては家事ができるという大きなメリットがあります。(看護師)
デメリットとしては、外で遊ぶ時間が短くなり、身体の発育に影響がでる・言葉の発達が遅れる・友達との関わりがなくなる・悪い言葉や暴力を覚える・感情移入しすぎて、現実と空想の区別がつかなくなる・寝るのが遅くなったり、寝つきが悪くなったりするなどがあります。(看護師)
最近はYouTubeによる動画の視聴を、多かれ少なかれ子育ての中に取り入れている方も多いと思います。子どもに動画を見せることによる影響としては、視力の低下や、思考力や創造力の低下、自動再生によって悪影響のある動画を見てしまう危険性などが指摘されています。動画の見すぎによる視力への影響は、小さいスマホの画面を見るよりテレビの画面で離れて見ることで軽減されるかもしれませんが、長時間の視聴はよくないでしょう。(看護師)

ルールを作って上手に利用を

それぞれの家庭で時間や内容に関するルールを定め、メリットを活かすようアドバイスがありました。

NHKが2013年に行った世論調査では2歳のテレビ視聴時間は1時間半~2時間になっています。現在はもう少し長いかもしれません。長時間の視聴はよくありませんし、内容にもよりますが、上手に利用すれば、メリットを活かせると思います。(看護師)
動画の視聴が何分までなら大丈夫、というはっきりとしたデータを出すのは難しいと思います。ご家庭で「動画を見るのは30分まで」「必ず大人(親)と一緒に見る動画を決める」「繰り返さずに見たい動画が終わったら消す」など約束を作って視聴するのと良いのではないでしょうか。また、見せっぱなしではなく動画を見ている子どもの反応に注意をはらってその反応に応えてあげましょう。(看護師)

小さな子どもにYouTube動画を見せることには、メリットとデメリットがあるようです。理想の視聴時間はデータとして出ていないようですが、デメリットを最小に抑え、メリットを活かして利用するため、各家庭で時間や内容についての約束を作って視聴することが勧められています。

監修者:座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師・タッチケアトレーナー。病院産婦人科での勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・育児相談、産後ケアや赤ちゃんタッチをはじめ妊娠・育児講座などに定評があり、精力的に活動中。

2019/06/27

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