皮膚トラブル

元気で擦り傷が絶えない2歳児…傷口に絆創膏は貼った方が良い?

元気に走り回って遊べるようになると、子どもの手足に傷が出来ることも増えてきます。今回の相談者さんは2歳児のママです。擦り傷や切り傷が絶えない毎日ですが、傷口に絆創膏を貼ってもすぐに剥いでしまうといいます。あまり意味がないように感じている相談者さんですが、それでも絆創膏は貼った方が良いのでしょうか。専門家からはどんな回答が寄せられたでしょうか。

2歳児のママからの相談:「傷口に貼る絆創膏について」

2歳の子どもが走り回れるようになり、気がつくと足や腕のいろんな場所に傷が出来ています。特に擦り傷や切り傷が目立ちますが、2歳の子どもに絆創膏は必要でしょうか。貼っても気になるようで、すぐに自分で取ってしまいます。ばい菌が入らないように絆創膏を貼ってあげたいとは思うのですが、せっかく貼ってもすぐに剥がされてしまいます。傷が治ってきてカサブタになるとそれも気になるようで自分で取ってしまうのですが、放っておいても良いのでしょうか。(30代・女性)

早く治すには傷口を乾燥させないことが大切

早く傷を治そうと思ったら乾燥を防ぐのが良いようです。乾燥予防に絆創膏や被覆材を使う際は子ども用を使うことが大切とのアドバイスも寄せられました。

傷を早く治すには傷口を乾燥させないことが大切です。傷口からにじみ出る浸出液が皮膚の修復を助けてくれるので、保護剤などで浸出液を傷口に留めておくと早く治ります。また、傷口を湿らせておくことで痛みも軽減できます。(保健師)
傷から出血がある・傷が深い・傷を触ってしまう場合には、出血が止まるまで一時的に絆創膏で保護してあげます。傷口は乾燥させないことが原則で、最近では乾燥を防いで傷を保護する被覆材が売られています。(看護師)
出血が止まってから被覆材を貼付しましょう。大人用の粘着の強い被覆材を使うと、皮膚がかぶれてしまう可能性があります。子ども用の被覆材を使うようにしましょう。(看護師)

絆創膏を剥いでしまうならラップで代用して

すぐに絆創膏を取ってしまう場合、寝ている時にラップを被せておく方法もあるとの意見もありました。

折角貼っても絆創膏を取ってしまうのなら無理に貼る必要はありません。放っておいてもカサブタは出来ますし、そのカサブタを取ってしまっても傷は治ります。ただ、跡が残りやすくなったり治りが遅くなったりはします。(保健師)
怪我をした時はまず流水でしっかり洗い流し、本当に小さな軽い擦り傷くらいであれば絆創膏は貼らず、ワセリンや保湿剤などで乾燥を防ぐくらいでも子どもの傷の治りは早いので問題ありません。傷が深い場合や広範囲にわたる場合、砂などが付着して家庭では除去できない場合などは小児科または外科を受診しましょう。(看護師)
傷口の保護剤には色々な種類があり、キャラクターの付いているものもありますが、いずれも気になって取ってしまうかもしれません。お風呂上がりに傷の周りの皮膚にワセリンを塗って、その上からラップを被せると、寝ている間だけでも傷口の修復を促すことが出来ます。気休めですが試してみて下さい。(保健師)

軽い傷は絆創膏なしでも治るものの、完治が遅れたり傷跡が残ったりする可能性はあるようです。傷口が深かったり砂などがくっついて取れなかったりする場合は小児科か外科を受診するのが良いとのアドバイスが寄せられました。

監修者:座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師・タッチケアトレーナー。病院産婦人科での勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・育児相談、産後ケアや赤ちゃんタッチをはじめ妊娠・育児講座などに定評があり、精力的に活動中。

2019/09/04

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