妊娠後期 眠い

妊娠中、食べるより眠りたい…無理にでも食べるべき?

ひどい眠気に悩まされているプレママからの相談です。食べるよりも眠ることを優先するため、体重も減ってしまったようですが、赤ちゃんのためには無理にでも食べるほうがよいのでしょうか。専門家の意見を聞いてみましょう。

妊娠8カ月のプレママからの相談:「妊娠初期から眠気が治りません」

現在妊娠8カ月です。妊娠初期から眠気がひどいです。はじめの頃はまだ仕事をしていた為、日中も眠くなり、眠気を覚ますのに必死でした。ただその時はまだ体を動かせたのでなんとかなったのですが、現在、切迫早産のため安静中で、身体を動かすことが出来ずずっと寝たきりです。初期の頃からつわりもあり食欲がなかったのですが、今は動いてもいないのでお腹も空かず眠ることを優先したいという気持ちでいっぱいです。そのため、妊娠してから体重が8kg減りました(もともと肥満)。赤ちゃんのためには規則正しく食べなくてはいけないとわかっているのですが「寝たい!」と思ってしまいます。そして、眠気がすごいということについて、あまり周りに理解されないのも辛いです。妊婦生活もあと少しではありますが、やはり無理にでも食べたほうがよいのでしょうか。(30代・女性)

妊娠中の強い眠気はホルモンの影響

ホルモンの変化や貧血などの影響で強い眠気を感じることは、妊娠中に特有の現象だということです。

妊娠中に眠気を感じる方は多いですよ。ホルモン分泌の変化や妊娠したことによる体内の変化(貧血など)によって引き起こされるものです。個人差はありますが、妊娠期特有の症状だと思ってくださいね。(助産師・保健師)
妊娠期間中は、ホルモンの変化や、身体的負担の増加による疲労などから、強い眠気を感じることがあります。妊娠初期の頃の眠気は、妊娠により継続して分泌されるようになる、プロゲステロンというホルモンの影響と言われています。このホルモンによる影響は、長い人では妊娠中期頃まで続くこともあるとされています。(保育園看護師)

体重の減少はあまり心配いらない

妊娠中あまり食べられない場合でも、赤ちゃんに優先的に栄養が運ばれるため、それほど心配する必要はないようです。

妊娠期の体重管理は妊婦健診でも細かくチェックされていると思います。赤ちゃんの推定体重なども調べていますので、医師から特別な指示がないのであれば、赤ちゃんは順調に大きくなっているのだと思います。体重は妊娠前の体格(BMI)によって増える目安などが定まっていますが、体重が増えなくてもあまり心配することはありませんよ。(助産師・保健師)
妊娠中の体重増加については、BMI25以上の妊婦さんは個別対応とされ、適切な体重増加(場合によっては減量)は医師と相談していくことになります。もともと肥満がひどかった場合には、生活習慣の見直しなどにより、非妊時より体重が減少する妊婦さんもいます。(保育園看護師)
つわりの時期に体重がガクンと減る方もおられますし、妊娠期を通してあまり食が進まなくなる方もおられます。それでも妊娠中は赤ちゃんに優先的に栄養が運ばれますので、赤ちゃんは大きくなれるのです。だたし、出産はとても体力のいるものですし、産後はさらに授乳など赤ちゃんのお世話をしながら、体力をつけていくことになりますので、今から体力作りをしていくことは大切です。(助産師・保健師)
赤ちゃんの成長が順調であれば、大きな問題はないかと思いますが、何も食べたくないほどの眠気に困っているのであれば、一度主治医に相談してみてもよいかもしれません。(保育園看護師)
一日のうちに何回の食事をどれだけ食べているかによると思います。極端に少ない場合は、主治医や栄養士に相談してみましょう。(看護師)

妊娠中の強い眠気は、ホルモンの影響などによるもので、多くの妊婦さんが経験するようです。あまり食べられず体重が減っても、赤ちゃんに優先的に栄養が運ばれるため、それほど心配することはないとアドバイスがありました。とはいえ、出産や産後に備えて体力をつけておく必要もあるため、何も食べたくないほどの眠気に悩んでいる場合は主治医に相談することも勧められています。


2019/07/04

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この記事の監修/執筆

助産師/看護師/保育士河井 恵美