妊活の基礎

共働きで忙しい…妊活を始めるには最低限何をすべき?

共働きの夫婦が増えていて、妊活に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。相談者さんは結婚して2年が経ちますが、仕事が忙しくなかなかタイミングが取れないようです。最低限しておくべき事について、専門家に相談してみました。

20代、女性からの相談:「妊活中、忙しくてタイミングが取れない…最低限しておくことは?」

24歳で結婚し2年が経ちますが、まだ子どもはいません。夫もわたしも共働きで夜勤の仕事もあります。そのためすれ違いが少しずつ生じてきています。「子どもは欲しいね」とは話すのですが、仕事との兼ね合いで、なかなかタイミングが取れません。また、わたしも夜勤があるため、体温を測ったりすることができていません。サイトなどを見て勉強はするのですが、なかなか難しいです。お互い時間がない中でも、最低限しておくべきことなどありますか?(20代・女性)

不妊症の場合も…一度受診しよう

1年間妊娠しない場合は不妊症の可能性もあるようです。夫婦で一緒に病院を受診してみてもよいかもしれません。

ご夫婦で妊娠を望まれている場合、1年間妊娠しない場合は不妊症を疑ってみられても良いと判断します。すれ違いの生活の中ではなかなか難しいかもしれませんが、一度検査に行かれても良いかもしれません。(助産師・保健師)
現在、日本では10組に1組が不妊のカップルだと言われています。男性側に原因がある場合と女性側に原因がある場合の割合は半々です。もし治療をする場合は男女ともに加齢によって妊娠しにくくなることが分かっているので、検査を受けるだけでも早いに越したことはありません。(助産師・保健師)

基礎体温を測ってみよう

忙しくても基礎体温を測れる日はできるだけ測定して、体調管理をすることが大切です。仕事も含めて今後の妊活について夫婦で話し合ってみても良いですね。

生活のすれ違いがあると思いますが、できるだけタイミングを図るしかないと思います。基礎体温は1日くらい測れない日があってもかまいませんから、測れる日はできるだけ測定してください。少なくとも3ヶ月は測定しないと目安になりません。(看護師)
基礎体温でだいたいの排卵日が予想できれば、排卵日前後3日くらいはタイミングをとってください。生理が不規則でなければ、次回の生理開始予定日からさかのぼって2週間目くらいが排卵日になります。排卵検査薬を使用すると、排卵日が特定しやすくなります。妊娠しやすい時期は排卵2日前→前日→当日→翌日の順になります。(看護師)
お忙しい中でも最低限しておくべきことは、体調管理だと思います。不規則な生活ではホルモンバランスが崩れがちです。毎月生理は来ていても排卵していないケースもありますので、基礎体温を測るのが難しいのであれば、一度受診されるなどして排卵していることをご確認されることも必要かと思われます。(助産師・保健師)
たまには、二人で映画をみたり、美術館にいったり、趣味を一緒に行うなど妊活のことを忘れる時間も作ってください。「子どもをつくらなくちゃ」ということがストレスになっている場合もあります。(助産師)
最近「妊活」という言葉も出てきて、「計画的に妊娠すること」が取り上げられることもありますが、私個人としては、やはり子どもは授かりものだと思っています。数億個の精子が1つの卵子と受精して着床するのはそう容易なことではありません。不思議な巡り合わせで来るべきときに赤ちゃんのほうから来てくれるのだと思っています。今はお仕事を優先されているかと思いますが、少しセーブして赤ちゃんを迎える準備をしてみることは可能ですか?ご夫婦でよく話し合ってみてくださいね。(助産師・保健師)

1年間妊娠しない場合は、不妊症の可能性がありますので病院を受診した方がいいかもしれません。お仕事の関係で基礎体温の測定ができない日もあるかと思いますが、続けて基礎体温を測りましょう。今後の妊活についても一度、夫婦で相談してみても良いですね。

監修者:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での勤務を経て、とらうべ 社設立。医療職が企業人として女性の一生に寄り添うことを旨とし、30年にわたって各種サービスを展開中。

2019/06/12

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