不妊治療とお金

卵管造形検査で妊娠できる?痛みや費用は?

妊活に関する情報があちこちで飛び交うなか、卵管造形検査について耳にする方も多いのではないでしょうか。相談者さんは、友人から卵管造形検査後に妊娠をしたことを聞いたようです。妊活を始めて2年が経過し、焦りも感じています。検査の痛みや費用について、専門家に相談してみました。

30代、女性からの相談:「卵管造影検査について知りたい」

現在31歳で妊活を始めて2年が経ちます。最初はタイミング法で、排卵日2日前を狙ってタイミングをはかっていました。しかし、2年経っても妊娠できず、焦りを感じています。最近、友人が卵管造影検査をしたようで、検査後にすぐ妊娠しました。「とても痛いけど、検査後3ヶ月くらいは妊娠しやすくなるよ。」と教えてもらったのですが、本当に妊娠しやすくなるのでしょうか。痛みに耐えて妊娠できなかったら、と考えると躊躇してしまいます。また、費用面(保険がきくのか等)も気になるので教えていただけると幸いです。(30代・女性)

卵管造影検査は異常を確認するもの

卵管造影検査の本来の目的は、子宮の形や卵管の通過性を調べることです。しかし、造影剤を注入することで検査後半年以内は妊娠しやすくなる場合もあります。

卵管造影の検査では、造影剤を注入するので、卵管が広がり卵子が通過しやすくなります。完全に閉塞しておらず、少し狭くなっている程度でしたら検査後半年以内は妊娠しやすくなると言われています。特に検査後3ヶ月は妊娠率が高くなるようですが、誰でも妊娠するとは限りません。卵管は極めて細い管ですから、造影剤が入ると痛みを感じますし、子宮にかかる圧力も痛みの原因になります。施設によっては麻酔して行う所もあるようです。(看護師)
卵管造影は子宮卵管造影検査(HSG)と言い、造影剤を用いてレントゲンで子宮の形や卵管の通過性を調べる検査です。子宮の形によっては着床しにくい場合がありますし、卵管に詰まりがあった場合も妊娠しにくくなりますので、不妊治療の初期段階でこの検査を行うことが多いです。このとき、造影剤によって卵管を広げられるので、検査の後、自然妊娠しやすくなると言われています。また、痛みについては個人差がありますが、「痛い」と言われる方が多いです。この検査によって妊娠しやすくなることもありますが、検査の目的は子宮や卵管の異常を見つけることであり、妊娠するための治療ではありません。結果として、妊娠しやすくなる場合もありますが、HSGをしたからといって絶対に妊娠するということはありません。(助産師・保健師)

保険適応されない場合もある

卵管造影検査では、保険適応されない場合もあります。費用も医療機関によってさまざまなので、確認することをお勧めします。

一般的に卵管造影検査は保険適応で、4,000円くらいのようです。不妊治療には保険が適応されないものもありますが、自治体の助成金もありますから、これらも利用するとよいでしょう。また、卵管造影検査は、妊娠することを目的にした治療ではありませんから、ご自身に必要な検査かどうかは医師に相談してください。(看護師)
保険適応かどうかは受けられる方の状態や医療機関によって変わりますので、お答えしかねます。費用も医療機関によって様々ですので、受けられる医療機関でご確認ください。(助産師・保健師)

卵管造影検査の本来の目的は、子宮や卵管の異常を調べることですが、検査後に妊娠しやすくなる場合もあります。また、費用は医療機関によって異なります。保険適応になるかどうかも含めて確認するようにしましょう。

監修者:座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師・タッチケアトレーナー。病院産婦人科での勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・育児相談、産後ケアや赤ちゃんタッチをはじめ妊娠・育児講座などに定評があり、精力的に活動中。

2019/06/21

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