好き嫌い

どうしても食べられない苦手な食材。給食のことを考えると何とか克服した方がいい?!

小学生くらいのお子さんの中には、食べ物の好き嫌いが激しい子も少なくありません。中には頑張って食べようと努力をしても、どうしても嫌いな食べ物を克服できないお子さんもいます。小学校は給食だというご家庭がほとんどだと思われますが、嫌いな食材が入っているためにいつまでも残ってしまって・・・ということもあり、できれば何でも食べられるようになってほしいと考えるママも多いのではないでしょうか? 「どうしても食べられないもの」についてどのように対処していけばいいのか、医療やヘルスケアの専門家が回答するQ&Aサイト「なるカラ」で看護師さんや薬剤師さん、管理栄養士さんたちがアドバイスを下さいました。

小学生のお子さんのママの悩み:「グレープフルーツを食べると吐き気を催してしまう我が子。給食のことを考えると何とか克服させたいのですが・・・」

お子さんがグレープフルーツがどうしても苦手で、頑張って食べようとしても吐き気を催してしまうほどで困っているようです。給食を完食できないのはダメなことだ・・・と子供が思ってしまうのは可哀想なので、何とか食べられるようにしてあげたいとママは考えています。

小学生の子供ですが、グレープフルーツがどうしても食べられません。家庭でいろいろ工夫して試してみるのですが、最後の苦味に吐き気をもよおすようです。他の柑橘系はほぼ大丈夫です。栄養面では問題ないのでしょうが、小学校の給食で全員完食が条件の先生にあたると、とても怯えてしまいます。口に入れて頑張るのですが、飲み込むときにダメになってしまいます。こういった好き嫌いを治すことは可能でしょうか?(40代・女性)

「食べなくちゃ!」という気持ちが精神的なプレッシャーになっているかも

お子さん本人も「頑張って食べなくちゃ!」と思いすぎるあまり、もともと苦手な食材の上に精神的なプレッシャーがかかってしまい、吐き気を催しているとも考えられると薬剤師さんは言っています。本人の頑張りを十分に認めてあげて、努力をしている旨を学校側に話して様子を見るようにお願いしてみてはどうでしょうか。

吐き気まであるということを学校の先生に説明をして理解して頂くことはできないでしょうか?怯えてしまう程のプレッシャーを感じているようですので、そのような心理状態からくるストレスのため、条件反射のように嘔吐をしてしまうということも考えられるのではないでしょうか。(薬剤師)
吐き気を催すほど嫌いであるなら無理して食べさせる必要はないように思います。お子さんも努力しているようなのでその点は精一杯褒めてあげて、学校側には単なるわがままではなく食べられるよう努力している点を伝えてみてはいかがでしょうか。(薬剤師)

人によっては単なる好き嫌いではなく、体質的に受け付けないという場合も!

体質によっては酸味や苦味などを人より敏感に感じてしまうという人もいるらしく、このため特定の食材をどうしても受け付けられないということもあると、看護師さんは説明しています。また、アレルギーがある食材に対しては身体の防御反応が働き、口にしても吐き出してしまうという子供もいますので、もしかすると相談者のお子さんもそういったことが関係しているのかもしれません。

人によっては「酸味」「苦味」などをとくに敏感に感じる体質の人がいるそうです。私の友人にも食材の好き嫌いはないのに、どんなものであっても酢の酸味が生理的に受け付けないという人もおりました。もしかしたら相談者の方のお子さんも、そういった体質が関係しているのかもしれません。(看護師)
私自身食物アレルギーがあるのですが、特定のかんきつ類やきのこ類を食べると1時間に10回でもトイレに行けるほど、ものすごい下痢をします。中にはアレルギーの検査項目にない食材もあり断言はできないのですが「現時点でははっきりわかっていないし検査もできないけど、体質的にだめなもの」というものは存在すると私は考えています。今はお子さんの精神衛生のために、学校へは「グレープフルーツは体質に合わないため、食べさせないでください」と伝えてあげるのがいいのではないでしょうか。(看護師)
どうしても無理であれば、今は学校に対してはアレルギーだと言ってしまってもいいのではないでしょうか。アレルギーの子は、自宅で少量ずつ食べて馴らしていくという治療をしていることがありますので、そのうち食べられるようになったら、もうアレルギーがなくなったと言えば良いでしょう。(管理栄養士)

グレープフルーツの苦味がダメという子供は多いです。食べ方を色々と工夫してみて!

味覚はまだまだこれから変化していくため、大人になると食べられるようになるかも知れませんが、子供のうちはグレープフルーツが苦手だという子は少なくないようです。独特な苦味があるため、砂糖を振りかけたり果肉入りのゼリーを作ったりして食べ方に工夫をし、少しずつ味に慣らしていくのも良さそうですね。

ワサビなど「大人になって食べられるようになったもの」は、味覚が徐々に慣れていくからだそうですので、お子さんも大人になったらグレープフルーツを食べられるようになっているかもしれませんので、あまり焦らなくてもいいでしょう。(看護師)
グレープフルーツの苦味が苦手な子供はたくさんいます。苦味で吐き気をもよおすことが条件反射のようになってしまっていては可哀想なので、もし挑戦するのであれば、グレープフルーツの果肉を絞ってお砂糖を混ぜてゼリーにしてみてはいかがでしょうか?その他にも直接グレープフルーツにお砂糖やはちみつ・黒糖・黒蜜・チョコレートソースなどをかけても良いですし、皮と白い部分をきれいに取り除いてあげても良いですね。(管理栄養士)

お子さん本人も努力しているけれども、どうしても食べられない・・・。看護師さんたちも説明しているように、もしかすると体質的なことが関係しているのかもしれません。今は学校側には、無理に食べさせないようにお願いするのがいいかもしれませんね。精神的なプレッシャーが軽くなれば、徐々に食べられるようになってくるかもしれませんので、今は無理をせず長い目で見守ってあげて下さい。


2014/08/22

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