知育・習い事

子どものプール顔つけ練習。水が苦手な子どものために知っておきたいコツをプロが伝授!

暑い季節がやってきました。保育園や幼稚園でプールに入る機会もあることでしょう。小学生のお子さんならほとんどの学校でプールの授業がありますね。
しかし、水が苦手で、水に顔をつけることすらできないお子さんは少なくありません。これからの季節、わが子には楽しくプール遊びをしてほしいもの。そこで、未就学児への水泳教室や顔つけ教室を行い、プールや海で子どもたちが安全に遊ぶための指導経験もある水泳インストラクターの長岡小夜子さんに水嫌いを克服する方法を聞いてみました。どうぞ、参考にしてください。

■なぜ水が苦手になるの?

水がちょっと顔にかかっただけで、泣き出す子どもは少なくありません。プール嫌いになる原因のひとつは、水に対して以下のような嫌な印象があるからです。

【子どもが水嫌いになる事例5つ】


●お風呂などで、突然顔に水がかかった経験があり、水に恐怖心を抱いてしまった
●水に触れた時、思った以上に冷たかった、気持ち悪かったなどの経験がある
●足のつかない深いプールに入って恐怖を感じたことがある
●耳や鼻に水が入って不快な思いをしたことがある
●水面に顔をつけさせられ、嫌な思いをしたことがある
以上のような理由は、大人にはささいな事でも子どもにとっては水嫌いになる立派な理由です。
水嫌いを克服するには、根気よく、少しずつ水に慣れること。お風呂に入った時にシャワーを少しずつかける、泡風呂で顔に水が自然にかかるようにする、水鉄砲や水風船など水がかかるような遊びを取り入れるなども良い方法です。

■初めてのプール!ママ・パパが気をつけるべきこととは?

初めて子どもがプールに入る時に保護者はどんなことに気をつければいいのでしょうか?
「最初に恐怖心や不快感を与えるとそこから立ち直させるのが難しくなります。急に深い所に行くのはNG。子どもは立てないことに恐怖心を持ちます。まして、水に潜ってしまうなどを経験すると、水を飲んで苦しかったり、耳や鼻に水が入って不快になったりして水への恐怖心が増してしまうもの。あくまでも徐々に水に慣らすのがポイントです。」と長岡さんは、教えてくれました。
徐々に慣らすためにも、以下の点に気をつけるといいそうです。


1.プールは浅いところから慣れ、徐々に深いプールに慣らしていくこと。
2.子どもの身長より深いプールに入る場合、最初は保護者が抱っこをしてあげた状態で プールに入り、プールの端につかまらせてあげること。
3.子どもの足が床に届く深さなら、足が届くことを体で理解できるようにしてあげること。

■水に入れたら顔つけにチャレンジ!顔つけ練習で気をつけることは?

水に顔をつける練習をする時は、以下の点に気を付けるといいそうです。


1.顔を水につけるときは、口や鼻に水が入ると嫌な気持ちになります。プールに入る前に、口から息を吐く練習をし、次に口を閉じて鼻から息を吐く練習をするといいですよ。
2.プールに入ってからの練習では、水から顔を上げた後は「パッ」と言って口の周りの水を飛ばすのがコツです。口の中に水が入るのを防げます。
3.いつまでも顔に水がまとわりついているのは嫌なもの。顔周りの水を手の平で拭うようにするのもポイントです。

親心としては「プールを好きになって楽しく遊んでほしい」と思うもの。でも、くれぐれも嫌がるお子さんには無理強いせず、お子さんの気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
そして、なぜ嫌だったのか、理由をやさしく聞いてあげるのもコツですよ。

■なかなか水嫌いを克服できないわが子。どうすればいい?

何回かプールに行ったものの、まだ怖がるお子さんには、どのようにすればいいでしょう?
長岡さんは、次のように教えてくれました。
「小さなことでも、とにかく褒めてあげてください。その時、ネガティブな言葉は控え出来たことだけを褒めてあげます。また、一気に進めようとせず順を追って少しずつ出来ることを増やしましょう。たとえば、腕を洗う→肩を洗う→手で水をすくって顔を洗う→頭に水をかける→ほっぺを水につける→顎を水につける→肩まで水につかる→おでこを水につける…といった具合です。少しずつ上達させてあげて、その都度褒めてあげれば、自信がつき上達していきますよ。」

お子さんにとって、ママやパパに褒められながら困難を克服していくことは大きな喜びであり、達成感も感じます。そして、そんな経験を積み重ねていくことでチャレンジ精神や向上心も養えます。小さな成功でもうんと褒めてあげてくださいね。

■ベビースイミング利用でプラスαの効果も

親が1対1で教えることもできますが、お友達と一緒だとできることもあります。ベビースイミングでプロに教えてもらうのも水嫌いを克服するのにいいかもしれません。プロならではの目線で、子どもへの声がけをしてくれるはずです。
また、子どもが水嫌いを克服するだけではなく、ベビースイミングは呼吸循環系が強くなり、運動神経系やバランス能力が発達するとして赤ちゃんの習い事でも人気があります。基本的には親も一緒に参加する教室のため、スキンシップにより情緒が安定し、好奇心や探求心も満たすと言われています。

■運動・脳育プログラムによる新しいベビースイミングも登場!

ベビースイミングは、水中と陸上の両方で体と心を刺激するプログラムも登場しています。スポーツクラブ「メガロス」では、脳と神経系をリンクさせ、様々な動きを楽しむ「ベビーミライク」と、浮力や水圧、水温等、水の特性を活かした刺激を与える「ベビースイミング」をミックスした『ベビーミックス』を展開しています。子どもはたくさんの刺激を与えることで、脳を活性化させ、思うように体を動かすことが楽しくなります。
そんな「ベビーミックス」は、自然に体力をつけていく中で、赤ちゃんの内から陸でも水でも上手に体を動かせるようにサポートするプログラムとなっているので、ベビースイミングの習い事を考えているママ・パパはのぞいてみるのもいいかもしれないですね。

【インストラクター:長岡 小夜子さん】

SSmega

2歳半~水泳を始める
小学校時代は水泳・陸上・バスケット
18歳でスイミングスクールコーチのアルバイトを始める
20歳で野村不動産ライフ&スポーツ㈱へ入社
18歳以降水泳指導に関わり、3年前に本社へ異動
自身の指導経験と2児の子育て経験を生かして、本社スクール・イベント事業部にてスイミングスクールの総括の傍ら、ミライクスクールを立ち上げる

【スポーツクラブ「メガロス」】
今回取材にご協力いただいたメガロスさまは、今年で設立30周年を迎え、スポーツで子どもが輝くための「こどもみらいプロジェクト」を発足させました。
このプロジェクトでは、スポーツを通して地域と子どもたちの「みらい」を応援するために様々な活動を行っているそうです。

〈こどもみらいプロジェクトの一例〉
●幼稚園・保育園内 顔付けイベント:幼稚園・保育園のプールにコーチが出向き、水に顔付けができるような水遊びを通じて水の楽しさを教えるものです。

●園内正課体育:幼稚園や保育園に体育の指導員を派遣してレッスンを提供しています。運動センスを育てる「ミライク」の実施もしています。

その他、地域のみなさまのニーズに応じて、「小学校プールでの着衣泳水泳指導」や「親子体操」、「レクリエーション」などのお手伝いも行っています。

参考サイト
スポーツクラブ メガロス「ベビーミライク」


2019/07/20

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この記事の監修/執筆

イクシル編集部