鵞口瘡

2015/06/21

子供の鵞口瘡が治らない…原因と対処法は?

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子供の鵞口瘡が治らない…原因と対処法は?

子供は大人と比べて免疫力が低いため、様々な病気にかかりやすいものです。子供が鵞口瘡(がこうそう)になり、なかなか治らないことに悩むママから相談がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「子供の鵞口瘡がなかなか治りません。原因もわからず困っています」

子供の鵞口瘡がなかなか治りません。出産前、出産時に抗生物質など使用や、カンジダ感染もなかったのに、生後3カ月になってから急に鵞口瘡が出るようになりました。原因が全くわからず困っています。小児科で紫色の薬をもらって塗っているのですが、治ってはまた出て、というのを何回も繰り返しています。免疫力がついて1歳ごろには良くなると言われたのですが、それまで放っておいてもよいのか気になっています。(20代・女性)

鵞口瘡の原因はカンジダ菌です。

鵞口瘡はカンジダ菌が原因で、免疫力の低い乳児によく起こります。ママがカンジダ菌に感染していなくても、哺乳瓶や汚れた手を口にすることで菌が侵入することがあると教えてくれました。

鵞口瘡は口の中でカンジダ菌が繁殖して、カビが生えた状態です。まだ免疫力も体力も弱い乳児にはよくおこる疾患で、繰り返すこともよくあります。普段の口の中は、唾液によってカビが生えにくい状況なのですが、体力が弱い、栄養不足、HIVの感染による免疫不全の場合、症状が出ることがあります。(産科・婦人科看護師)
妊娠中にお母さんが性病やカンジタにかかっていなくても、子供が鵞口瘡になることはあります。哺乳瓶や、外出した時に不潔なものに触れた手でそのまま子供に触れることで口腔内にカンジタが侵入し、感染する場合もあります。(一般内科看護師)

免疫力が高まれば治ります。

成長して免疫力が高まれば、鵞口瘡は治ります。症状が悪化しないようであれば、様子を見て問題ないそうです。

成長と共に免疫力がついてくれば、自然治癒する場合が多いです。治療には、口の中に抗菌剤を塗布するのが主流です。(産科・婦人科看護師)
腸内にカンジダ菌が侵入し、繰り返しオムツかぶれを起こすこともあります。症状が悪化していないようであれば、そのままの治療で様子をみて大丈夫だと考えます。元々口の中にいる菌ですので、完全に排除することはできません。(一般内科看護師)

赤ちゃんが口にするものは、できるだけ清潔に。

乳首や哺乳瓶など赤ちゃんが口にするものや、赤ちゃんやママの手も、できるだけ清潔にすることが大切とのことです。

再発を予防するために、次のことを心がけてください。授乳の時には、乳首もできるだけきれいにしましょう。哺乳瓶やスプーンなど、熱湯消毒できるものは熱湯消毒して使用しましょう。赤ちゃんは手足をなめるので、こまめに拭いたり洗ってください。(一般内科看護師)
赤ちゃんが口に含むものは常に消毒して、赤ちゃんの手も清潔にし、爪は短くカットしておいてください。また、赤ちゃんを触る手も清潔を心がけましょう。(産科・婦人科看護師)

鵞口瘡は口の中でカンジダ菌が繁殖することが原因で起こります。免疫力の低い赤ちゃんの時期は繰り返しても、成長と共に自然に治ることが多いようです。再発を防ぐためには、乳首や哺乳瓶、手など、赤ちゃんが口にするものを清潔にしましょう。


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