歯のトラブル

妊娠中の虫歯治療はしてもよい?赤ちゃんへの影響は?

妊娠中の虫歯はどのタイミングで治療をするのがよいのでしょうか。レントゲンを撮ったり、長時間椅子に座っている必要もあり、お腹の赤ちゃんへの影響が気になります。専門家のみなさんに聞いてみました。

妊婦さんからの相談:「妊娠初期の虫歯治療は赤ちゃんに影響しませんか?」

現在妊娠8週目です。忙しくて放置していた虫歯が痛むようになり、歯医者に行きたいのですが、初診時に行われるレントゲン検査が赤ちゃんに影響を及ぼすのではないかと気になります。安定期まで待った方がよいでしょうか。また、痛み止めの服用は問題ありますか。(30代・女性)

治療は可能。診察前に妊娠中であることを伝えて

妊娠中でも歯の治療は特に問題ないようです。事前に妊娠中であることを必ず医師に伝えるようにしましょう。

妊婦の歯科受診は問題ありません。虫歯の治療が長期になることもありますから、むしろ早めに受診した方がよいでしょう。受診の際に必ず聞かれるとは思いますが、母子手帳を持参し、妊娠していることを事前に話しておきましょう。(産科・婦人科看護師)
歯のレントゲンの際には、妊婦や妊娠の可能性のある人には必ず防護エプロンを使用しますし、麻酔を使う場合も無痛分娩に使われるものと同じ薬を局所に使用するため、赤ちゃんに影響ありません。(産科・婦人科看護師)
歯科でのレントゲンは胎児に問題がないといわれますが、一般的には行わない歯科がほとんどです。(一般内科看護師)
妊娠中はホルモンのバランスがくずれ、唾液の量が減ったり、唾液が酸性に傾くため、歯肉炎や虫歯になりやすいなど、口のトラブルが起こりやすいので早めに解決してください。抜糸やインプラント治療、外科的処置は妊娠中、授乳中は避けましょう。(産科・婦人科看護師)
長時間、同じ姿勢をとらなければならないため、お腹が張ったり、臭いなどで気分が悪くなったら、すぐに中断してもらい、休ませてもらってください。つわりが心配なら応急処置だけして、安定期に入ってから本格的に治療してもかまいません。(産科・婦人科看護師)
一般的には、歯科治療は妊娠5か月~8か月の中期に行いますが、それ以外でも応急処置的な痛みを止める治療は可能のため、歯科に問い合わせをしてください。歯科によっては中期以外は診療を断られる場合もあります。(一般内科看護師)

痛み止めは婦人科か歯科で処方してもらう方がよいでしょう

虫歯や治療による痛みがつらいときには痛み止めを使用するのも一つの手です。痛み止めは妊婦の使用を制限するものは避け、できれば婦人科か歯科で処方してもらいましょう。

歯科医でも妊婦さんが使える痛み止めを処方してくれます。市販のものでも用量、用法を守り、短期間でしたら問題ありません。妊婦の使用に注意など記載のあるものは避けましょう。どんな薬でも必ず主治医に相談してから服用してください。(産科・婦人科看護師)
痛みがある時、すぐに痛み止めを飲みたい気持ちはわかりますが、自己判断は安全とはいえません。市販のものよりも、婦人科の先生か歯科の先生に処方してもらった妊娠中でも胎児に影響がないものにしましょう。(一般内科看護師)

歯科受診に問題はないものの、時期や状態によっては配慮が必要な場合もあります。事前に妊婦であることを伝え、無理なく治療が受けられるようにしましょう。


2015/06/14

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