胎児への影響

2015/06/23

妊娠中期、好きなものだけ食べるのはやっぱりNG?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中期、好きなものだけ食べるのはやっぱりNG?

妊娠初期のつわりが辛い時の食事は「食べられるものを食べられるだけ」でもいいと聞くことがあります。では、そのままの食生活で妊娠中期以降も過ごして大丈夫でしょうか。ご飯ばかりを食べたくなってしまうという妊婦さんからの相談に看護師さん達のアドバイスとは。

妊婦さんからの質問:「妊娠中期に、食べたいものだけを食べ続けていて大丈夫ですか?」

今月から妊娠中期に入り、ようやくつわりが無くなってきました。それとともに食欲が出てきて、特にご飯がとても食べたくなります。妊娠初期はあまり栄養に関しては気にしなくてもよいと聞いたことがあったのですが、中期にはそういうわけにもいかないのかなと疑問に思っています。ご飯ばかり食べていたら炭水化物なので太り過ぎになってしまいそうです。食べたいものを食べ続けるのはよくないことなのでしょうか。(20代・女性)

バランス良く食べることが大事。妊娠中に必要な栄養素を積極的に

つわりが落ち着いたらバランスの良い食事を心がける必要があるようです。ご飯などの炭水化物だけでは、妊娠中に必要な鉄分などの栄養素を摂ることはできません。

食べたいものを食べてよいのですが、偏った食事は良くありません。ご飯を食べるだけではなく、おかずをバランスよく摂るようにしましょう。妊婦さんに必要な鉄分を含む野菜や海藻類などはきちんと摂り、肉より魚を増やすなどして脂肪の摂りすぎに注意してください。(産婦人科看護師)
一般的にはつわりで思うように食べられない時には「食べられるものを食べられるだけ」と言われていますね。しかし、つわりが落ち着いた後には体重が増えすぎないようにコントロールする必要が出てきます。ご指摘の通りで、炭水化物ばかりでは体重が増えすぎてしまいます。(一般内科看護師)

間食を控え、過剰な体重増加を予防しましょう

妊娠中期で一日に必要なカロリーは2200~2450kcalですから、これを目安に食事の内容を見直してみましょう。体重増加をコントロールする方法も教えてくれました。

ご飯をたくさん食べるのでしたら、間食は控え、軽い運動をして、体重の増加を予防しましょう。妊娠中期で普通の生活をされている場合、一日のカロリー量は2200~2450kcalですから、目安にしてください。(産婦人科看護師)

体重増加をコントロールする方法を4つあげます。

1.カロリーを控えめに:
妊娠初期(16週未満)の必要カロリーは1850kcal、中期(16週~28週未満)で2050kcal、妊娠末期(28週以降)で2250kcalと言われています。食事と間食のカロリーを合わせてこの範囲内に収まるように心がけましょう。(一般内科看護師)
2.炭水化物・糖質は控えめに:
ご飯、パスタ、ラーメン、スナック菓子、ケーキなどの炭水化物や糖質は体重の増え過ぎの原因になります。これらを控えるよう心がけましょう。(一般内科看護師)
3.塩分は控えめに:
塩分を過剰に摂取すると食欲が増し、体内に水分が停滞してむくみの原因になります。塩分は控えめに、醤油ではなくポン酢などの調味料で味付けしましょう。(一般内科看護師)
4.間食を健康的なものに:
間食を果物や野菜、またはおしゃぶり昆布やこんにゃくゼリーやおからクッキーなど、健康的でカロリーの低いものにしましょう。(一般内科看護師)

ご飯などの炭水化物だけでは、妊婦さんに必要な鉄分などの栄養素を摂ることができません。つわりが落ち着いたら、バランスの良い食事を心がけ過剰な体重増加にも気をつけるようにしましょう。


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