出産準備

2015/06/23

痛いor痛くない?出産の痛みが人により違うのはなぜ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

痛いor痛くない?出産の痛みが人により違うのはなぜ?

出産は当然痛みを伴いますが、その痛みの感じ方は人によってどの程度違いがあるのでしょうか。友人や母の話を聞くと、出産時の痛みにかなり差があるようだという相談者の方に対し、看護師さんたちの回答とは。

出産の痛みについての相談:「泣くほど痛いという人とそうでもない人の違いって?」

現在妊娠3カ月です。私の母は出産はそれ程辛くなかったと言っていますが、母の隣の人は泣き叫びながら産んでいたらしいです。我慢が足りないと母は言っていましたが、友人にその話をすると自分も泣くほど痛かったと言っていました。出産時に、痛いと感じる人とあまり痛みを感じない人の違いは何でしょうか。 (20代・女性)

痛みの感じ方は様々

元々痛みに弱い、難産によって痛みを強く感じるなど人によって様々です。出産に対する不安が大きいと子宮が固く開きにくくなるので、リラックスして出産に備えましょう。

痛みには個人差がありますし、難産だと痛みを強く感じるかもしれません。少しでも安産になるよう体重の増加を防ぎ、散歩などの軽い運動で足腰を鍛え、股関節を柔らかくし産道を開きやすくしておきましょう。運動に関しては主治医の許可の元で行い、お腹が張る時は無理しないでください。(産科看護師)
出産に対してポジティブな考え方だと、子宮口も開きやすいため出産もスムーズに進み、不安や恐怖が強くネガティブな考え方だと、緊張のため子宮口も開きにくく難産になりやすいと言われています。(内科看護師)

無痛分娩という選択肢も

痛みに対して不安が大きい人は、無痛分娩という選択もあります。しかし無痛分娩といってもデメリットもあるので、医師とよく相談の上検討しましょう。

痛みに対して不安なら、無痛分娩を考えるというのも一つの手段です。無痛といってもある程度の痛みはありますが、体験者の話ではほとんど痛みを感じなかった、分娩が楽だったという意見もあります。(産科看護師)
無痛分娩に使用する硬膜外麻酔は、専門的な知識と技術を要するため麻酔科医が行います。日本ではまだ無痛分娩が一般的でなく麻酔科のいる産院も少ないため、24時間365日即座に対応することが難しく、入院して計画的に陣痛を起こし分娩を行うケースが多いようです。無痛分娩に関しては、主治医とよく相談の上検討してください。(産科看護師)
日本では、親子の絆はお産の痛みにより築かれるというような風潮があり、周囲からのプレッシャーで無痛分娩を決断できない場合もあるでしょう。しかし実際に欧米では80~90%が無痛分娩で出産するというデーターがあり、日本でのデーターは少ないのですが5%前後というのが信頼できる値でしょう。(内科看護師)
無痛分娩でも赤ちゃんがおりてくる感覚はわかりますし、麻酔の量を調節しながら行うので普通に会話や歩行や食事も可能です。しかし無痛分娩にも短所があり、麻酔によりいきむ力が弱くなり鉗子分娩になる確率が高いという研究も見られ、陣痛と麻酔薬注入のタイミングがずれると強い痛みを感じることもあります。あと通常の分娩費用に、麻酔費10~20万円程度が上乗せになります。(内科看護師)

人によって痛みの感じ方には違いがありますし、出産時の状況によっても変わってくるようです。痛みに弱いという人は無痛分娩という方法もあるので、一度医師に相談してみるとよいでしょう。


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