便秘

2015/06/24

妊娠中の辛い便秘、専門家がすすめる食事は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中の辛い便秘、専門家がすすめる食事は?

妊娠してから便秘が酷くて……という話をよく耳にしますが、妊娠中はできれば薬を使わず、食事や運動などで改善したいと考える人が多いようです。具体的にどのような食材を摂れば便秘によいのか、看護師さんたちに聞いてみました。

妊婦さんからの相談:「便秘を改善したい!オススメ食材を教えてください」

現在妊娠4カ月です。慢性的な便秘体質でずっと市販薬を飲んでいましたが、妊娠してからは薬はよくないと思い飲まないようにしています。主治医に相談すると、食事や運動で改善されないなら薬を処方すると言われました。今の所ヨーグルトを食べていますが、この先つわりが酷くなるとヨーグルトは辛そうなので、他によい食材があれば教えてください。(20代・女性)

食物繊維とオリゴ糖で便秘を解消!

便のカサ増しをする食物繊維と、腸内環境を整えるオリゴ糖やビフィズス菌を一緒に摂るとよいようです。また食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、両方ともバランスよく摂取する必要があります。

便秘には繊維質を含むものがよいですが、食品に含まれる繊維質は水溶性と不溶性がありどちらもバランスよく摂らなければなりません。水溶性繊維質は野菜や海藻類に含まれ、不溶性繊維質は穀類や豆類などに含まれます。(産科看護師)
乳製品や果物、また葱やゴボウなどに含まれるオリゴ糖は便を柔らかくし、腸内環境を整えてくれます。ヨーグルトの他にも、牛乳やヤクルトやキムチなどにも乳酸菌が含まれていますし、果物ならプルーンがオススメです。高カロリーや高脂肪のものは、消化が悪く便秘の原因になるので控えましょう。(産科看護師)
乳製品に含まれるオリゴ糖やビフィズス菌は腸内環境を整えてくれますが、便通をよくするためには便のカサを増すということも大切で、それには食物繊維が欠かせません。つわりの時に野菜や海藻が摂りにくければ、バナナやサツマイモやコーンフレークなどが有効です。(内科看護師)
寒天は、食物繊維が豊富な上に腸内の脂肪分を吸収して排泄してくれる優れもので、お腹を痛めずスルッと排便できます。棒寒天・粉寒天・糸寒天などがあり、糸寒天はスープ類に入れるだけでとてもお手軽です。寒天は摂りすぎると下痢になる人もいるので、少量から試してみてください。 (内科看護師)

妊娠中は十分な水分補給を

妊娠すると、お腹の赤ちゃんの血液や羊水を作るため母体は多くの水分を必要とし、水分不足が原因で便秘がちになります。十分な水分補給を心がけ、適度な運動も行いましょう。

羊水や赤ちゃんの血液を作るため母体は水分不足になりやすく便秘になりがちなので、一日2000mlを目安に水分を摂りましょう。妊婦さんにはタンポポ茶が推奨されており、ゴボウ茶も食物繊維が含まれ利尿作用もあるため便秘にはよいですが、効きすぎると下痢になるので飲みすぎには注意が必要です。(産科看護師)
30分ほどの散歩や家の中でもできる体操などを行うことも便秘予防になりますが、お腹が張る時は無理をしないでください。薬を使用の際は事前に主治医と相談し、内服に抵抗があれば座薬や浣腸もあります。(産科看護師)

食物繊維とオリゴ糖を含む食材をバランスよく食べ、適度な運動で身体を動かすとよいようです。それでも便秘が解消されない時は、主治医に相談して妊娠中でも服用できる薬を処方してもらうとよいでしょう。


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