中耳炎

幼児の中耳炎の原因と対策、予防法とは?

発熱や耳の痛みなどを起こす中耳炎は、子どもに多い病気の一つです。子どもが中耳炎になってしまったママから、中耳炎の原因や予防について相談がありました。看護師さんたちは、どのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「中耳炎は鼻水が原因?予防法についても教えてください。」

1歳10カ月の子どもは数カ月前、突発的に高熱がでた際、耳鼻科で右耳を鼓膜切開しました。1週間位で切開したところもふさがり、赤みもなくなったようです。先日、子どもが耳が痛いというので受診すると、両耳が軽い中耳炎になっていました。中耳炎は鼻水が耳に入るとなると思っていましたが、鼻水などは全く出ていませんでした。中耳炎は、鼻水以外でもなる病気なのでしょうか。中耳炎にならないため気をつけることを教えてください。(30代、女性)

耳に菌などが侵入することが、中耳炎の原因に。

耳に菌が侵入し炎症を起こすことで中耳炎になります。中耳炎の原因や症状、発症した場合の注意点について教えてくれました。

中耳炎は細菌やウイルスが耳管を通って耳の中に侵入し、鼓膜や鼓室に炎症を起こす疾患です。風邪をひいた時に起こりやすいですが、これは鼻水が原因なのではなく、鼻やのどに侵入した菌が耳管をとって中耳に入って炎症を起こすためです。中耳炎対策として鼓膜切開を行いますが、今回の炎症は切開した時に内耳に入った細菌で傷口が感染をおこしたとも考えられます。繰り返す場合もあるので、症状や痛みの訴えには注意してください。(産科・婦人科看護師)
症状としては、耳を痛がる、よく耳を触る、37℃以上の熱が続く、耳垂れや黄色い鼻水が続くなどがあります。耳垂れは出てきたものを拭き取るようにし、綿棒などで耳の奥をさわるのは避けましょう。洗髪の際には耳に水が入らないように注意してください。抗生物質の投与で症状は改善されますが、耳の中に膿がたまった場合は、再び鼓膜切開することもあります。(産科・婦人科看護師)

風邪対策をしっかりと。

風邪による急性中耳炎を予防するために、風邪対策をしっかりと行いましょう。気になる症状が出た場合は早めに受診するよう教えてくれました。

風邪による急性中耳炎は、治療しなくても風邪が治ると同時に改善されます。日頃からうがい手洗いを励行し、バランスのとれた食事を心がけ、風邪の季節には人混みを避けるなど、風邪対策をしましょう。反復性の中耳炎は、個人差はありますが2、3歳を過ぎるとほとんどが改善されます。鼓膜切開を繰り返しても将来的に難聴になることはありません。気になる症状が現れたら、悪化させないためにも、すぐに病院を受診してください。(産科・婦人科看護師)
小さい子どもは一度中耳炎になると少しの刺激でも中耳炎になりやすくなります。お子さんの場合、風邪のひき始めか、鼻水が出ないだけで鼻に炎症が残っていたのかもしれません。確かに熱を出した時に中耳炎にはなりやすいですが、それ以外でも飛行機に乗った気圧の変化などでも中耳炎を起こすので注意が必要です。何度か中耳炎を繰り返すようであれば、風邪をひいてなくても定期的に受診して検査するのも大切なことです。(一般内科看護師)

中耳に菌が入り、炎症を起こすのが中耳炎の原因です。予防のためには、風邪対策をしっかりと行いましょう。気になる症状がある時は、悪化させないためにも速やかに受診してください。

>>子どもの中耳炎の原因と症状、ママができる治療法とは?


2015/06/26

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