子どもの病気・ケガ

2015/07/01

心因性の視力障害で、気をつけることを教えて

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

心因性の視力障害で、気をつけることを教えて

親は、子どもが心身共に健康であって欲しいと願うものです。視力検査の結果、子どもが心因性の視力障害だと判明し心配なママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

子どもの心因性視力障害についての相談:「精神面が不安。気をつけるべきことを教えてください」

6歳の子どもは、前回の視力検査では問題なしのA判定だったのが、今回、視力0.3/0.6のC判定でした。眼科を受診したところ、検査上の視力は問題なく見えている数値でしたが、軽い心身性の視力障害と考えられるとの診断でした。担当の先生の話では、何か心配事やストレスを抱えていると検査で見えにくくなることがあるそうです。精神的な面が心配ですが、特に気をつける点などあれば教えてください。(40代、女性)

心因性の視力障害の原因は、ストレスなど精神的なもの

眼鏡などで視力が矯正できず、目にも異常がない場合、ストレスなどが原因の心因性の視力障害と診断されるそうです。

急激な視力低下の場合、近視や遠視など屈折異常によるのもがほとんどで、眼鏡をかけることで視力が矯正されます。眼鏡をかけても視力が矯正されない、屈折異常もなく、眼球や視神経にも問題がない場合、心因性視神経症、または心因性視力障害と診断されます。原因は病名の通り、ストレスや不安など、精神的なものです。お子さんの周りで、環境が変わったり、ストレスになるトラブルが起きていないか考えてみてください。(精神科看護師)

原因を取り除いてあげましょう

ストレスの原因を取り除き、安心できる環境を作ることが心因性の視力障害の治療となります。ストレス対策以外の治療法についても教えてくれました。

ストレスの原因を取り除いてあげることが治療になります。お子さんの話し相手になったり、旅行に連れていくなど、気分転換を図り、一緒に解決できることは協力してあげてください。子どもの頃に起こる一時的なものなので、心配しすぎないようにしましょう。心配のあまり過干渉になるのは逆効果ですが、お子さんの訴えを軽視すると症状が悪化する場合があるので、お子さんの話には耳を傾けるようにしてください。(精神科看護師)
心因性視神経症の子に「よく効く目薬だよ」と言って、ただのビタミン剤の目薬をさしたり(この場合、お子さんに知れてはいけません)、眼鏡願望の子には度の入っていない眼鏡をかけさせることもあります。治療に関しては、眼科の医師と相談してから行うようにしてください。(精神科看護師)
睡眠不足や食事環境が充実していないと、精神的に不安定になりやすいといわれています。また、学校が始まって今後は学習面も充実させたいところでしょうが、まずは本人のやりたいことを一つでもさせてあげるようにしてください。お母さんが神経質になると子どもはますます反応してしまうので、お母さんはそばで見守ってあげていることを伝え、本人が安心できる環境を作ってあげることも大切なことです。ゲームもほどほどが大切です。(一般内科看護師)

心因性の視力障害の場合、ストレスの原因を取り除くことが治療になります。親の心配しすぎは逆効果になりますが、しっかりと見守っていると伝え、安心できる環境を作ることは大切なようです。


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