痒み

2015/07/03

頭を掻きむしる赤ちゃん、やめさせるにはどうしたらよい?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

頭を掻きむしる赤ちゃん、やめさせるにはどうしたらよい?

かゆみは大人でも我慢しがたいもの。ましてや赤ちゃんは我慢することなく掻きむしってしまうことでしょう。頭皮に傷ができても掻きむしることを止めない赤ちゃんを心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「赤ちゃんが頭を掻きむしるので困っています」

生後5カ月の赤ちゃんが頭を掻きむしるので困っています。おっぱいを飲んでいるときや、入浴中、就寝中などに掻くのですが、小児科で処方されたワセリンなどを毎日頭皮に塗っても治まりません。癖なのか、イライラしたり、集中できないときに掻いているようにも見えます。頭には小さな引っ掻き傷がたくさんあり、血が出ているので心配です。爪を切っても傷になり、手袋は不自由でかわいそうです。何かよい方法はないでしょうか。(20代・女性)

掻きむしる原因はいくつか考えられます

頭を掻きむしる原因として、頭皮の乾燥、脂漏性湿疹、アトピーなどが考えられます。

頭部に見られる湿疹は、大抵の場合、乾燥によるものと考えられます。乾燥の原因には、赤ちゃんの肌の弱さや、季節も関係しています。特に、冬は空気が乾燥しますので、頭皮や皮膚も乾燥してきます。(内科看護師)
脂漏性湿疹の可能性もあります。頭にうろこのようなものができていませんか。赤ちゃんの頭の皮膚面積は大人の1/10くらいですが、汗腺の数は同じで、皮脂の出やすいところに脂漏性皮膚炎を発症します。お母さんのホルモンの影響で皮脂量の分泌が盛んになっていることや、皮膚を保護するためにできる、などといわれます。特に治療せず、皮膚を清潔にすることで様子を見ます。(産科看護師)
アトピーの可能性がある子も、頭や身体を痒がります。特に、眠くなったり身体が温まったときにみられるので気をつけて下さい。心配なら皮膚科で診てもらいましょう。(産科看護師)

赤ちゃんの頭皮はデリケート、洗い方に気をつけましょう

赤ちゃんの肌に合った石鹸やシャンプーを選びましょう。乾燥しないよう、洗い過ぎに気をつけることもポイントです。

湿疹などの症状がなければ、シャンプーや石鹸が合っていないのかもしれません。赤ちゃんの皮膚は敏感ですから、洗浄力の強いものは避け、赤ちゃん用の石鹸を使ってください。あまり洗いすぎると、皮膚の保護膜まで洗い落としてしまうので、しばらくはお湯だけで洗ってもよいでしょう。入浴のあとは、しっかり水分を拭き取ってください。(産科看護師)
洗いすぎによる乾燥に気をつけましょう。石鹸で頭を洗うと、どうしても皮膚の乾燥が強くなり、痒みが出ます。無添加などの肌に優しい石鹸のほか、乾燥肌・敏感肌・アトピー用のシャンプーを使うのもひとつの方法です。石鹸に比べて洗浄力は弱いのですが、皮膚の保護作用は強いので、乾燥を抑えることができます。これだけでも、頭の痒みの改善が期待できます。(内科看護師)

引っ掻かないための予防策をはかりましょう

引っ掻き傷を防ぐため、爪を切ったりミトンを使うのは有効です。温まるとかゆくなるので、温度管理もしてあげましょう。

赤ちゃんの爪は、とても薄いため、顔や頭に触れると、引っ掻いて傷がついてしまいます。特に湿疹の強いお子さんは、顔や頭などに血がにじんでいることもあります。爪を切ることはもちろんですが、切りすぎも良くありません。(内科看護師)
ミトンは、頭部の保護や傷の防止のために有効な手段です。ミトンの中では指を自由に動かすこともできるので、それほど不自由さはないと思います。(内科看護師)
温めないことも大切です。頭を保冷剤や氷枕を使って冷やす、入浴直後に冷たいタオルを当てるのも効果的です。汗をかいた後は、さっとふき取ってからクリームなどで保湿してあげてください。またお湯の温度や室温が高くても、痒みが出ることがあります。(内科看護師)

赤ちゃんが頭を掻きむしる原因には、頭皮の乾燥、脂漏性湿疹、アトピーなどが考えられます。赤ちゃんに合った石鹸やシャンプーを選び、適度に洗髪しましょう。掻くことを防ぐためミトンを使ったり、頭を温めないようにすることもポイントです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加