発達障がい

何でも口にしてしまう子ども…病気や障がいの可能性は?

無邪気な子どもが発する正直すぎる発言は、ときに親をヒヤヒヤさせるもの。思ったことを何でも口に出してしまうお子さんを心配するママに対して、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「何でも口に出してしまう子どもが心配です」

思ったことを全て口に出してしまう息子が心配です。好きや嫌いはもちろんのこと、通りすがりの人の身体的な特徴を大声で言ったり、つまらない、遊びたくないなど、場や話す内容も構わずにペラペラと喋ってしまいます。なぜ言ってはいけないのかをその場で伝えるようにしていますが、注意された直後からまた同じことを繰り返します。今のところ学校や普段の生活でトラブルはありませんが、性格的なものか、病気や障害なのかと心配です。(30代・女性)

なぜ言ってはいけないのか、理由も伝えましょう

小さい子どもなら思ったことを正直に口に出してしまうのも致し方ないことです。外で話されたくない話はお子さんの前でしないようにし、注意するときはなぜいけないのか、理由までしっかり伝えて理解させましょう。

息子さんは何歳でしょうか。小さいお子さんなら、他人に対して気を使うことを知らず、良いことと悪いことの区別もつきません。思ったことを口にするのは、正直な気持ちの表現です。しかし、誰かれ構わずペラペラ喋られては、困ることもあるでしょう。小さい子どもでも大人の会話はよく聞いていますから、聞かれたくない話はお子さんの前ではしないようにしましょう。(産科看護師)
言ってはいけないことを注意するとき、なぜ言ってはいけないのか、理由もちゃんと教えてあげてください。息子さんが「あの人、太ってる」と言ったら、同じことを息子さんに言ってみてください。自分が言われてイヤだと思えば、そのうち言わなくなると思います。(内科看護師)

気になる症状があれば専門医へ、アスペルガー症候群の可能性も

年齢や性格的な物かもしれませんが、他にも困ってしまう言動があったら、アスペルガー症候群の可能性も考えられます。もし思い当たる症状があれば、専門医に相談するのも一案です。

思ったことを口にする以外に、周りの状況が理解できない・感情で突発的に行動する・コミュニケーションがとれない・一つのことにこだわる・ルールが守れない・落ち着きがない・話す時に視線が合わない、などの症状があれば、アスペルガー症候群が疑われます。アスペルガーの子は、正直に言ったことがなぜ相手を不快にさせるのか理解できません。心配でしたら小児精神科や発達外来、発達支援センターに問い合わせてみてください。(産科看護師)
アスペルガー症候群は、学習面、運動面の発達における問題が基本的にありません。言葉も流暢に話せますが、流れを読みながら会話をすることが難しく、相手の気持ちを理解したり、何を求められているか察することが困難なため、会話が成り立たない場合が多くあります。注意をしたときになぜそれがいけないのか説明し、それでも理解できない、または改善が見られない場合は、専門医に相談した方がよいかもしれません。(内科看護師)

場を読まずに思ったことを口に出してしまうのは、善悪のわからない小さい子どもなら仕方ないかもしれませんが、なぜいけないのか理由をきちんと説明してあげるとよいようです。もし他にも心配に思う言動があれば、専門医に相談してみてもよいでしょう。


2015/07/08

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