子供の心

家と外で両極端な表情を見せる子どもが心配です

外ではお利口なのに家ではワガママで大変。そんなママ達の声をよく聞きます。幼稚園と家庭での態度に二面性があるお子さんを心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「家庭と幼稚園での態度に二面性があります」

6歳の末っ子についてです。小学生の兄が2人おり、家にいるときは兄弟3人で殴り合いの喧嘩になったり、怒鳴ったり物を投げたりして、手に負えないこともあります。一方、幼稚園ではどの先生からも褒められるお利口さんで、言われたことは全てできる、悪いことはしない、悪いことをしているお友達を注意するなど、家と外で両極端な面を見せています。何か心の闇があるのではないかと不安です。どのように接していけばよいでしょうか。(30代・女性)

外と家の中で態度が違うのは自然なことです

成長の過程で起こる中間反抗期かもしれません。幼稚園では緊張してよい子で過ごし、安心できる家庭でありのままの自分を出し自己主張をするのは、ごく自然なことです。

2歳くらいに見られるイヤイヤ期の第一反抗期と、思春期の第二反抗期の間に、小学校低学年くらいで中間反抗期がみられる子どもがいます。親に反抗的な態度をとったり兄弟喧嘩をするのも、自己主張の現れ、成長過程で大切なことです。幼稚園での態度は、先生に認められよう、よく見られようとする意思の表れかと思います。(産科看護師)
幼稚園では褒められるよい子が、帰宅すると手に負えなくなることはよくあります。幼稚園では一生懸命よい子になり、集団生活にも適応して、他人に対する気遣いをするので、常に緊張した状態です。そして家に帰ると、一番安心できる場所なので本当の自分を出すことができるのです。お兄ちゃん達との競争や、ママの愛情獲得のために、怒鳴ったり、物を投げたりして自己主張をするのは自然なことです。(内科看護師)

激しい行動は、ママの気を引き愛情を受けたいサインです

自己主張できないと不満やストレスを抱えることになります。家での激しい自己主張は、ママの気を引き、愛情を求めるサインです。そんなときは抱きしめてゆっくり話をし、愛情をたっぷり注いであげてください。

親であれば、誰でもよい子でいてほしいと願いますが、大人の言うことをよく聞くよい子は、自己主張ができず、不満やストレスを抱えていると言われます。幼稚園では、まだ自分を出せないのかもしれません。家庭では、自分らしく過ごしていると大らかな気持ちで見守ってあげてよいのではないでしょうか。時には、しっかり抱きしめて甘えさせてください。(産科看護師)
怒鳴ったり物を投げたりと、手に負えない場合は、お母さんの愛情を欲していると思われるので、落ち着かせてゆっくりと話をしてみましょう。「今は○○君だけのママだよ」と、あなたの気持ちがお子さんだけに向いていることを伝えましょう。子どもは母親からの愛情が足りないと感じると、暴れたり、わがままを言ったりして注意を引き、愛情を受けようとするものです。小さいうちに、たっぷり愛情を注いであげてください。(内科看護師)

緊張する外ではよい子に振る舞い、安心できる家で自己主張が激しくなるのは、自然なことのようです。家で手に負えないような激しい行動があるときは、ママの注意を引いて愛情を欲しているのだと受け止め、たっぷり構ってあげるとよいでしょう。


2015/07/09

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