かんしゃく

大声で怒る子供の対処法、専門家のアドバイスは?

小さな子供の場合、ちょっとしたことで怒ったり泣いたりすることは珍しいことではありません。大声を出して怒っている子供の対処に困っているママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているのでしょうか。

ママからの相談:「大声で怒って聞く耳を持たない子供に、どう接すれば良いでしょうか。」

2歳の子供が、気に入らないことがあるとすぐに大声を出して怒ります。怒ったときは、理由を聞いても無視するような感じでひたすら「アー」と大声を出して泣くだけです。普段はよくしゃべりますし、理由も言えるはずなのですが一度こういう状態になるとなかなか話そうとしません。放っておいても、なだめても、しゃべらないで怒っているので、どのようにしてあげればよいのか困っています。(40代、女性)

泣いたり怒ったりは、自己表現の一つです

自分の気持ちを上手く伝えられないもどかしさで、子供は泣いたり怒ったりします。これは、成長過程の一部だと教えてくれました。

遊びや好きなことの中断は、子供にとって非常に嫌なことです。中断させようとすれば、なぜやめなければいけないのか、もっと続けたいという意思が働きます。ただ、それを上手く言葉で伝えるのが難しいのです。怒る、泣く、暴れるなどで自己を表現することで、周囲にそれを一生懸命伝えようとしているのです。(小児科、精神科看護師)
子供は自分の気持ちが上手く伝えられなかったり、思い通りにならなかったり、自分でもわからない不安などで、自分の気持ちをコントロールできず奇声を上げることが多く見られます。また、注目してほしい時、お母さんにかまってほしい時にも、奇声をあげることで自分を表現します。このような状況は、成長過程の一部で、自我の芽生えでもあります。(精神科看護師)

まずは、気持ちを落ち着かせましょう

話ができない状態になったら、まずは気持ちを落ち着かせてあげましょう。子供にわかりやすく伝えるためのポイントもアドバイスしてくれました。

大声をあげて怒ることを抑制しても逆効果です。奇声をあげながら暴れだしたら、危険物を除去し、一旦お子さんから見えないところに離れてください。しばらく好きなようにすると気持ちが落ち着くでしょう。一人になったことで、さらに泣き出すようなら、しっかり抱きしめてあげてください。駄目な理由を話すのは、お子さんが落ち着いてからです。ゆっくりとお子さんがわかる範囲で、理解できるまで教えてあげましょう。(精神科看護師)
言うことが全く耳に入らない状態の時には、その場から離れ、気持ちが落ち着くまで待ってみてください。落ち着いてから「もっと遊びたかったね」と共感してあげて「今は○○だから続けられないけど、終わったらまたやろうね」など、できるだけ具体的で、子供にわかりやすい言葉で理由を説明してあげてください。この時に「やめられないなら、もうこの遊びはしない」「泣いたら駄目」という言葉は決してかけないでください。(小児科、精神科看護師)

怒ったり泣いたりして自己表現するのは、成長過程の一部です。話ができない状況になったら、その場から離れるなどして気持ちを落ち着かせてから、わかりやすく説明してあげると良いようです。


2015/07/10

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