息抜き・小ネタ

2015/07/03

病気だけじゃない!ほかにもある遺伝子検査のいろいろ

この記事の監修/執筆

Navigene編集部

病気だけじゃない!ほかにもある遺伝子検査のいろいろ

先ごろ、離婚した俳優夫婦が長男のDNA鑑定をめぐって出生騒動を巻き起こしたことは、記憶に新しいですね。父親は「今まで実の息子と思って育ててきたのに裏切られた」と激怒。でもそれって、一番たいせつな子供の存在を置き去りにしていませんか?

アメリカでは血縁鑑定が最も活用されている

アメリカで最も活用されている遺伝子解析は、血縁鑑定といわれています。

生まれてきた子供が誰の子供なのかを調べる検査ですが、一説では毎年20万人が利用しているとのこと。

ほとんどが「父子」間での親子鑑定で、そのうちの3割ほどが親子関係を否定されるといわれています。

つまりアメリカでは、毎年6万人くらいの父と子が、実は本当の親子ではなかったと宣告されていることになります。

ちなみに日本では、毎年2000件ほどの血縁鑑定が実施されているといいます。

DNA鑑定は近年いっきに大衆化が進み、現在では簡易のものは1万円台から検査することも可能。

唾液から簡単に採取できるため、本人が知らないうちにとてもたいせつでデリケートな個人情報が流出してしまうなんて、こわいですね。

昔は遠い親戚から突然連絡が来たことも?

自宅でも簡単に遺伝子検査ができるといううたい文句で大衆化の先陣を切ったのは、アメリカの企業 23andme という会社です。

23andme の展開した事業は、現在日本でおこなわれているような将来の病気の発症リスクの判定、体質傾向の判定、ルーツをたどって遠い祖先のつながりを知るといったものでした。

それらの検査結果はすべてインターネットで閲覧することができました。

血縁関係を知った遠い親戚という人から、突然メッセージが送られてくることもあったそうです。

その後 23andme はFDAより業務停止命令をうけ、現在では、祖先解析と一部の疾患の結果のみを取り扱っています。

近い将来遺伝子マッチングサービスもあり?

たった0.1%の違いで、外観も性格も能力もまったく異なる人間となってしまう遺伝子。

利用法によってはさまざまな活用ができそうですね。たとえば異性間のマッチングなんていうのもサービスとして存在しそうです。

現にスイスにあるGenepartnerという会社では、遺伝子検査をもとに気になる人との相性を調べるサービスを提供しています。

遺伝的な互換性が高く生物学的に相性のよい人とは、より長く良好な関係をもつことができ、出生率も高くなるとのこと。

教育レベルや人生の目標など社会的互換性なども考慮するということですから、まさに、オンライン出会い系サイトがりっぱになりたちそうです。

遺伝子研究が進むにつれ、人間にはさまざまな可能性が見えてきました。これからますます遺伝子を利用した新しいサービスが誕生してくることでしょう。

遺伝子に振り回されるあまり、自分にとって本当にたいせつなことを見失わないようにしましょう。


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