更年期障害

2015/07/21

更年期障害。病院ではどのような治療をするの?

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更年期障害。病院ではどのような治療をするの?

閉経が近づくと現れる更年期の症状。ほてりやのぼせなど様々な不調が出ますが、更年期障害は病院で治療ができます。50代に入り更年期の症状に悩む相談者の方に、看護師さんたちからのアドバイスです。

更年期障害についての相談:「病院で行われる更年期治療。その効果は?」

病院で更年期障害の治療ができると聞きましたが、どのようなことを行いどの程度の効果があるのでしょうか。一度受診してみたいと思うのですが、病気ではないのに治療するのも…とためらってしまいます。(50代・女性)

症状に応じた薬物治療が中心

漢方薬などの服用や、ホルモン療法が一般的なようです。治療法によっては副作用が出ることもあり、ホルモン療法は乳がんの発生率を高めることがあります。

閉経が近づくと卵巣から分泌されるエストロゲンが減少し、自律神経の調節が乱れてほてりなどの不調が出ますが、このホルモンバランスの乱れにより起こる不調を更年期障害と呼びます。(内科看護師)
漢方薬の処方や、注射や経皮薬によるホルモン療法、気分の落ち込みがひどい時には抗安定剤などによる治療も行われます。効果は症状にもより個人差がありますが、更年期障害は日常生活に支障をきたしかねないので、早めの受診が望ましいでしょう。(婦人科看護師)
ホルモン剤の内服薬や経皮剤の主な副作用として、不正出血・乳房の張りや痛み・吐き気などが挙げられます。乳腺の治療中にホルモン補充療法を行うと再発リスクが高まりますし、過去に乳がん(乳癌)になったことがあり、乳がん(乳癌)になった家族がいる、初産が35才以上、出産経験がないなどの要因があれば、ホルモン療法による乳がん(乳癌)の発生率が高まると言われています。(内科看護師)
ホルモン剤を使わず症状が軽減されるならその方がよいので、まずはホルモン療法以外の治療を試してはいかがでしょうか。 (内科看護師)

更年期を楽に過ごすために

更年期の症状を少しでも軽くする方法として、以下のようなことが挙げられます。

1. ホルモン療法
エストロゲンやプロゲステロンだけの薬や、両方を一緒に配合した薬があり、内服薬は胃腸の調子が悪いと服用できません。経皮剤(貼り薬・塗り薬)は胃腸に負担はかかりませんが、痒みやかぶれなどが出ることがあります。(内科看護師)
2.漢方薬
症状に合わせ様々な漢方が使用されるので、漢方医に相談の上服用するとよいでしょう。市販の物も販売されているので、そちらを試してもよいかもしれません。(内科看護師)
3.運動
軽い運動は代謝を促進しホルモンの分泌が刺激されて、ほてりや不眠などの自律神経失調症の改善や、抑うつ状態などの精神神経症が解決されると言われています。ストレッチや散歩など継続できる運動を行いましょう。(内科看護師)
4.ストレスの軽減
過労やストレスは更年期障害を酷くするので、趣味やマッサージなどでリラックスしましょう。(内科看護師)
5.大豆製品
大豆イソフラボンは体内でエストロゲンと似た働きをするため、更年期障害に効果的なようです。また悪玉コレステロールを減らしたり、骨密度の減少を防ぐ効果もあります。 納豆1パック(50g)約36.8mg 豆乳コップ1杯(200ml)約49.6mg 大豆水煮(50g)約36.1mg これらを参考に、1日あたり40~50mgのイソフラボンを摂取することが理想的です。(内科看護師)

更年期障害は主に内服薬やホルモン療法での治療が行われるようなので、一度受診してみるとよいかもしれません。


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