卒乳

2015/07/17

離乳後の2歳児、おっぱいへの執着が強い理由は?

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離乳後の2歳児、おっぱいへの執着が強い理由は?

おっぱいは子どもにとって食事だけではなく、安心感も与える大切な役目があります。2歳の子どものおっぱいへの執着に悩むママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「離乳した2歳の子どもが、おっぱいへの執着が強く困っています」

3人兄弟の末っ子の2歳の子どもは、2歳4カ月ぐらいまで夜だけ授乳していました。そのためか、おっぱいに対する執着があるようで、泣いた時はもちろん、テレビを見ている時なども洋服の中に手を入れておっぱいを触ります。外出した時も人目をはばかることなく触ろうして恥ずかしいですが、拒絶すると大泣きするのでそれもできません。抱っこしたり一緒に遊んだり甘えさせているつもりですが、まだまだ愛情不足なのでしょうか?(40代・女性)

おっぱいを触ることで、安心感を求めています

おっぱいを触ることで、母親の愛情や安心感を求めています。2歳でおっぱい離れできなくても、異常ではないと教えてくれました。

2歳を過ぎておっぱい離れできなくでも、異常なことではありません。徐々に自我が目覚める時期ですが、何でも自分でやりたい気持ち、お母さんに甘えたい気持ちなどのコントロールがまだできません。外の世界に興味や好奇心があっても、冒険することは小さいお子さんにとって、ストレスや不安、驚きの連続です。そんな時に、お母さんのおっぱいに触れることで安心し、情緒が安定します。(産科・婦人科、精神科看護師)
子どもは母親のおっぱいに触ったり、だっこやおんぶ、添い寝をしてほしいと言うことで、母親との心の結びつきを求めます。それが受け入れられると「愛されている」「安全」という気持ちになります。(精神科看護師)

ルールを決め、できる範囲で触らせて

無理に抑えると不安になります。外では触らないなどルールを決めて、できる範囲で触らせてあげましょう。また、愛情表現をしてあげることも大切なようです。

無理に抑えると不安になってしまいますから、できる範囲で触らせてあげてください。もう少し成長すると、おっぱいに触らなくても自分の気持ちをコントロールできるようになります。毎日触っていた子が、ある日突然おっぱいに興味を示さなくなることもあります。その時が卒乳です。卒乳の時期は個人差があり、長い子では5歳までかかったケースもあります。同じ兄弟でも成長過程は違いますから、見守ってあげてください。(産科・婦人科、精神科看護師)
すでに行われていますが、言葉と態度で「こんなに愛しているんだよ」と大げさに示してあげましょう。その子によって求める安定感・安心感の度合いは違うと思いますが、言葉と態度によって安全・安心と感じられれば、おっぱいを触る必要はなくなるはずです。(精神科看護師)
お子様が成長するに従い自我が芽生えて自然に触らなくなると考えますが、それまでは「他の人の前では触らない」「ママが嫌な時は触らない」などの約束をしましょう。また、なぜ不安になったり安心したいのか、一緒に考えてみることも大切ですね。兄弟にママを取られ、自分にはママの注意が向いていないと思っているのかもしれません。(精神科看護師)

子どもにとって、おっぱいは安心感を得られる大切な存在です。無理に抑えるのではなく、ルールを決めて触らせてあげるとよいようです。


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