睡眠トラブル

2015/07/19

子どもの睡眠時間が短い…成長に影響がないか心配です

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもの睡眠時間が短い…成長に影響がないか心配です

睡眠は、子どもの心身の成長にとって大切なものです。子どもの睡眠時間が短く、成長への影響に悩むママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「子どもの夜の睡眠が短く、昼寝もほとんどしません。成長に影響しないか心配です」

母親の私より眠らない子どもが心配です。夜は私とだいたい同じ時間に寝るのですが、朝は私より早く起きて布団から抜け出して遊んでいます。日中もずっと起きていて、たまに昼寝をしても長く寝て30分程度ですぐに起きて遊んでいます。元気なのはいいことですが、家事をしていても足にまとわりついてくるので、落ち着いて用事が何もできません。また、睡眠が少ないことで何か成長に影響が出ないかも気になります。(20代・女性)

睡眠不足には、様々な悪影響があります

睡眠不足が及ぼす悪影響と、子どもの睡眠時間の目安について教えてくれました。

3歳くらいから昼間起きている時間が長くなり、夜まとめて寝るようになりますが、小さいお子さんの睡眠不足は様々な悪影響を与えます。眠ることで体力が回復しますし、免疫力も高まります。また、寝ている間に成長ホルモンが分泌されるので、特に小さいお子さんは身体だけでなく、脳の発達にも影響します。(産科・婦人科看護師)
実際に小学校低学年で、9時間未満の睡眠時間の子どもは、9時間以上寝ている子どもと比べて、学習能力や集中力の低下、記憶力の低下、情緒不安定などがみられたデータがあります。お子さんがいくつなのかわからないので、理想的な睡眠時間の目安を提示します。乳児(3カ月~11カ月)=10~13時間+昼寝。1~3歳=12~14時間。4~6歳=10~13時間です。(産科・婦人科看護師)

生活リズムを作り、入眠儀式を試してみて

夜の寝つきをよくするための生活リズムのつけかたや、まとまった眠りがとれるようになる入眠儀式についてアドバイスがありました。

無理に眠らせる必要はありませんが、眠らなくても、横になるだけでお子さんの体力は回復します。夜の睡眠時間が足りていないようでしたら、昼間にお子さんと横になって絵本を読んであげたり、静かにお話ししたり、一緒に休むようにしてみてください。繰り返すことで習慣化されるので、お昼ご飯の後、1時間くらい一緒に横になってお母さんも休んでください。(産科・婦人科看護師)
遅い時間に昼寝をすると、夜の寝つきが悪くります。昼寝をさせる場合は午後3時くらいまでにしてください。午前中は、朝の光を浴びさせて思いきり遊ばせてください。寝る時間、食事、入浴の時間は、できるだけ毎日、同じ時間帯に行うようにして、生活のリズムを作ってください。(産科・婦人科看護師)
入眠儀式を行うと夜間の目覚める回数が少なくなり、まとめて眠る時間が長くなるなどの効果があるそうです。お風呂、ベビーマッサージ、静かな環境でのアクティビティ(歌をうたう、絵本を読むなど)、この順番でこれらを2~3週間続けてみてください。(一般内科看護師)

睡眠不足は身体だけでなく、脳の発達など様々な悪影響を与えます。生活リズムを整え、入眠儀式などを行って、質のよい睡眠をとれるよう心がけましょう。


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