左利き

左利きの4歳の子どもを、右利きに矯正すべき?

かつては子どもが左利きの場合、訓練などで右利きに矯正する家庭が多かったようです。子どもの左利きを矯正すべきか、個性として受け入れるか悩むママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「鉛筆を左で握り書きにくそうです。右利きに矯正すべきでしょうか」

幼稚園に通う4歳の子どもがいます。赤ちゃんの頃から左利きのようでしたが、離乳食の頃からお箸やスプーンは右手に持たせてきたため、お箸は右手で持っています。最近文字を書き始めたのですが、左手に鉛筆を持っています。右利きの私には書きにくいように見えてしまい、右利きに矯正するべきか迷っています。私の母親たちの時代には矯正をしたそうですが、今は個性の一つとしてそのまま左手で書かせていいものなのでしょうか。(30代・女性)

無理に矯正しなくてよいでしょう

左利きも個性の一つなので、無理に矯正はしなくてもよいそうです。無理な矯正の問題についても教えてくれました。

お子さんの個性ですから、無理に矯正する必要ないでしょう。昔は小さいうちから右利きに矯正する方が多かったのですが、最近は左利きでも矯正しない方は増えています。生活の中では、ほとんどが右利き用に設定されていますから、多少の不便はあるかもしれませんが、はさみや包丁など左利き用のものもありますし、右でも左でも、お子さんがやりやすい方でよいと考えます。(精神科看護師)
子どもは自然に使いやすい手と、使いにくい手を認識して、使いやすい方を使っています。しかし親や先生が子どもにとって使いにくい右手を使うよう強制すると、大きなストレスを与えます。そのため、子どもの脳は右手を使うことはストレスがたまり嫌なことと感じてしまいます。結果として右手で文字を書いたり、計算したり、勉強するのは、嫌なことになってしまう可能性があるのです。(一般内科、精神科看護師)
最近は左利きを矯正しないことも多いですが、文字を書くことだけ、または箸を使うことだけは右手としている家庭も多いようです。実際に日常生活の中で使うものは右利き用に作られているものが圧倒的に多いので、子どもが不自由しないようにとの親心からです。(一般内科、精神科看護師)
日本でも利き手の矯正はよくないと言われるようになってきましたが、アメリカでは1930年代頃から左利きを矯正すると様々な問題が起こると言われてきました。主なものとしては、てんかんや吃音(どもり)になる、左と右の区別がつかなくなる、鏡文字を書くようになるなどです。(一般内科、精神科看護師)

左利きも個性の一つなので、無理に矯正する必要はないでしょう。無理な矯正は子どもにとってストレスを与えることにもなるようです。


2015/07/20

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)