教育

2015/07/17

祖父母からの「教育資金贈与」、いくらから非課税になるの?

この記事の監修/執筆

ファイナンシャルプランナー永尾 三奈

祖父母からの「教育資金贈与」、いくらから非課税になるの?

35歳・女性からの質問

最近、周りで「おじいちゃん、おばあちゃんから教育資金を贈与してもらおう」という話題が人気です。調べたところ、「30歳未満の孫やひ孫に教育資金を贈与した場合に、1人あたり1500万円までの贈与が非課税になる」というものらしいのですが、1,500万円なんて富裕層のための制度に聞こえてしまって…。1,500万円じゃないと使えないのでしょうか?(35歳・女性)

永尾三奈先生からの回答:「実際は300万円でも500万円でも使える」

教育資金の一括贈与については、金額が1,500万円と大きくなるので、富裕層のための制度と思いがちですよね。確かに、1,500万円をまとめて贈与ということになると、ある程度の資金の余裕がある方と感じてしまいますが、これはあくまでも上限の金額ですから、実際は300万円でも500万円でも使える制度です。
どうしても○年後までにまとめて渡したい!という希望のある方であれば、うまく活用できます。
ただ、贈与に関しては、毎年110万円までは非課税で渡せますので、まとめてというよりも、たとえば毎年教育費として100万円ずつ、という選択もありなのではないでしょうか。
お孫さんの大学入学が間近で、その資金を贈与したい、ということであれば、この制度を使って非課税で贈与することは、メリットがあると思います。
しかしながら、そうでない方がこの制度を使う場合、手続き全般がやや面倒……。教育資金口座を開設したり、支払の領収書や書面を金融機関に提出したり。個人的には、すごく使いやすい制度!とは思わないので、思ったほど普及しないかもしれませんね。
贈与できる金額や、その期間などによって享受できるメリットに差が出やすいので、まずはご家族の状況に合わせてシミュレーションをしてみることが大事です。

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