嘔吐

乗り物酔いだけじゃない!?子どもが嘔吐しやすい理由とは

車酔いをする子どもは少なくないようですが、乗り物と関係なく嘔吐しやすい子どももいます。相談者のお子さんは日頃から吐いてしまうことが多いのですが、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「すぐに吐いてしまうが、体質なの?」

3歳の娘は乗り物に弱く、最初は山道だけだったのが今では街中でも嘔吐してしまいます。乗り物とは無関係に吐くことも多く、胃腸炎等の時はもちろん食べすぎや咳き込んで吐くこともあります。成長に伴い悪化しているようですが、吐きやすい体質は改善できるのでしょうか。(30代・女性)

消化機能が未熟で吐きやすい

子どもの胃は消化機能が未熟なため、少しの刺激でも吐きやすいようです。嘔吐物の内容に異常がなく、吐いても元気なら問題ないので、あまり心配せず大らかな気持ちで対処しましょう。

子どもは消化機能が未熟で胃も小さく形もずん胴なので、食べたものが逆流しやすいです。食べ過ぎに注意し、食後に身体を揺さぶるような激しい運動は避けましょう。特に原因がわからず嘔吐を繰り返す場合、周期性嘔吐症(自家中毒)の可能性もあるので病院を受診するとよいでしょう。(産科看護師)
嘔吐しても元気なら心配ないですが、熱など他の症状がないか確認し、吐物に血液や黄色っぽい液体が混ざっていれば胃腸炎の場合もあるので病院を受診しましょう。ママが慌てて不安になると心因性の嘔吐を繰り返すこともあるので、嘔吐しても大らかな気持ちで接し、吐き気が治まったら脱水予防のため水分補給をしてあげてください。 (産科看護師)
大人は自分で食事量が加減できますが、子どもはできないため大人が調節してあげましょう。よく噛まずに早食いしていると満腹中枢が刺激されにくく、食べすぎや消化不良を起こして吐きやすいのでゆっくりよく噛んで食べ、便秘で吐き気をもよおすこともあるので乳製品や食物繊維も食べましょう。(小児科看護師)

乗り物酔いの予防方法

乗り物酔いは平衡感覚の乱れの他にも、臭いやその時の体調によっても起こります。できるだけ遠くを見る、空腹や満腹状態を避けることなどで軽減されるようです。

食後すぐの乗車は避け、窓を開けて換気をしましょう。おもちゃなどで遊ぶのもよいですが下を向いた状態だと吐き気を誘発するので、一緒に歌を歌ったり手遊びをして気分を紛らわせてください。(産科看護師)
乗り物酔いは振動や加速による平衡感覚の乱れで起こり、急カーブの続く道や標高の高い場所では気圧も影響し更に酔いやすいです。車中で本を読むなど、眼球の動きが細かくなるような行為は避けて窓から遠くを見るようにし、睡眠不足や体調不良の時は酔いやすいので長時間の移動は避けましょう。(小児科看護師)
臭いの強い物は置かないようにし、空腹・満腹状態での乗車は避けましょう。乗車前は何も食べないという人もいますが、逆効果です。消化がよい物を適度に食べて少し時間をあけて乗車し、乳製品や炭酸飲料などの飲みすぎに注意しましょう。(小児科看護師)

子どもは胃の構造上、どうしても吐きやすいようです。乗り物酔いについては、乗車の少し前に軽く食事を摂る、車中で目を疲れさせないようにするなど注意してみてください。


2015/07/22

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