成長痛

2015/07/23

身体のあちこちを痛がる9歳の娘…成長痛とは違うの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

身体のあちこちを痛がる9歳の娘…成長痛とは違うの?

子どもがよく「膝が痛い」などと訴えてくるのは、成長痛であることが多いようです。関節部分を痛がることが多いのですが、他の部位にも成長痛は起こるのかどうか看護師さんたちに聞いてみました。

ママからの相談:「成長痛で足の関節以外が痛むことはある?」

9歳の娘は、どこかにぶつけた様子もないのに身体のあちこちが痛いと言うことがあります。成長痛だと思うのですが、膝や足の関節だけではなく肩や横腹などにも成長痛は起こるのでしょうか。頻繁に続くこともあり病院の受診も考えますが、見た目は何ともないので悩むところです。湿布などで対応可能でしょうか。(40代・女性)

成長痛は身体の疲れが原因

一般的に成長痛は、骨が成長する時に起こる痛みだと認識されているようですが、そうではありません。骨や関節が未発達な状態で活発に動き回るため、疲労が原因で痛みが出るようです。

名前から成長に伴う痛みと思われがちですが実際はそうではなく、身体の成長は生理的に問題が生じるほどの速さではありません。子どもは筋肉や骨・関節は未完成ながら活発に動くため、疲れが溜まり痛みが出ると考えられており、成長痛と呼ばれるものの中にはスポーツなどで筋肉を酷使することで発生する痛みもあります。(小児科看護師)
成長痛は骨や筋肉に異常がないにもかかわらず、下肢に原因不明の痛みが起こります。夕方から夜に痛みが現れ1時間程度で治まり、翌朝には痛みは消失している、痛む場所が日によって変わるなどの特徴があります。2歳~小学校低学年くらいの子に多く、痛みは不定期に起こります。この時期を過ぎても中学生ぐらいで痛みが出ることもあるようです。(小児科看護師)

精神的なことが関係していることも

痛みが現れる原因には、精神的要因もあります。何かのストレスや緊張状態が続くと、肋間神経痛などの痛みが出ることもあるようです。

ママに甘えたい気持ちから痛みを訴えていることも考えられます。学校で友達と喧嘩したなど嫌なことがあったり身内の不幸など、身辺で何かストレスを感じることはありませんでしたか?精神的なものなら、寄り添ってマッサージをしながら子どもの話を聞き、湿布や痛みどめの軟膏を塗ってあげると、ママが構ってくれているという安心感から症状が改善されると思います。(産科看護師)
成長痛は足に痛みが出るもので、肩や横腹の痛みなどは成長痛とはいえないかと思います。脇腹の痛みで最も多いのは肋間神経痛で、主な原因はストレスや緊張といわれています。精神的・身体的に緊張すると呼吸が浅くなり、肩を小刻みに上下させる肩呼吸へと変化するため背中や肩の神経に負担がかかり、筋肉が収縮した状態が長く続くと肋間神経痛につながります。ストレスが原因で起こる肋間神経痛の場合、症状は一時的なことが多いので、リラックスして十分な休息と睡眠をとれば自然に落ち着くでしょう。(小児科看護師)
痛みを頻回に訴える時は「病院に行こうか?」と娘さんに確認し、嫌がるようならそのまま様子を見てよいですし、行くと言ったら小児科に連れて行き、ありのままの症状を伝えてください。見た目には何ともなくても神経や筋肉の疾患、内臓の疾患が隠れている場合もあります。(産科看護師)

成長痛は骨の成長とは関係なく、まだ身体が未完成な子どもが激しく動き回ることが原因で起こるようです。痛みが長く続いたり、同じ部位が常に痛むなどがあれば、病院での受診を検討してはいかがでしょうか。


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