便秘

2015/07/24

子どもの便秘、根本から治すための食事方法とは?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもの便秘、根本から治すための食事方法とは?

身体の発達が未熟な子ども時代は、便秘の悩みが案外多いものです。小さな頃からお子さんが排便に苦労しているというママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているのでしょうか。

ママからの相談:「子どもの便秘の根本的な改善法は?」

我が子は小さい頃から便秘がちで、排便にとても苦労しています。食生活が悪いのかと思いネットや本を見て勉強しましたが、効果的な結果は得られず、ずっと便秘状態です。小児科で下剤や浣腸を出してもらいましたが、一時的に排便できるだけで根本的な改善には至りません。薬は使いたくないので、食べ物や食べ方で改善できる方法があれば教えてください。(30代・女性)

便秘解消に効果がある食べ物、控えた方がよい食べ物は

便秘の解消に効果のある成分を含む食品を積極的に食生活へ取り入れ、よくない食品は控えるようにしましょう。量や食べ方にも気をつけてください。

便秘の解消に効果があるといわれているのは、乳酸菌やビフィズス菌・食物繊維・オリーブ油・オリゴ糖です。食物繊維には、野菜に多く含まれ、水分を吸収して膨張し便量を増やす不溶性食物繊維と、海藻やネバネバ系食品に多く含まれ、大腸に到達すると善玉菌のエサになり腸内環境を改善する水溶性食物繊維があります。オリーブ油は、小腸の中の食物と混ざり腸内の滑りをよくします。オリゴ糖は腸内善玉菌のエサになります。(内科看護師)
おすすめの食品は、玄米ご飯・ソバ・海藻類・なめこ・ 枝豆・納豆・小豆・寒天・南瓜・さつま芋・里芋・オクラ・ゴボウ・モロヘイヤ・ 人参・玉ねぎ・キャベツ・アスパラガス・切干大根・バナナ・プルーン・リンゴ・キウイフルーツ・ヨーグルト・ナッツなどです。また、水分が足りないと便秘がちになるので、水分は適量飲ませましょう。 (内科看護師)
子どもは乳糖分解酵素が豊富なため、牛乳を飲んでも便は柔らかくならず、逆に便秘になることがあるので、飲みすぎに気をつけましょう。(産科看護師)
プリン・ゼリー・ケーキ・アイスクリーム・甘いヨーグルト・市販の野菜ジュース・ポテトチップスなどは控えましょう。(内科看護師)
食事量は少なくないですか?食べる量が少ないと、排泄量も減ります。また、よく噛んで食べると胃腸の動きがよくなるので、ゆっくりしっかり噛んで食べる習慣をつけてください。(産科看護師)

食事の他に気をつけたい生活のポイントと心がけ

規則正しい生活や適度な運動により排泄リズムを整えましょう。成長とともに改善すると考え、一時的に薬を使うことを考えてもよいでしょう。あまり気にしすぎないことも大切です。

規則正しい生活を送ると自律神経の働きが整えられ、排泄機能も促進されるので、便が排泄されやすくなり、悪玉菌の増殖を抑えます。トイレに座る時間も決めましょう。また、運動すると腸が刺激を受け、動きが促進されます。(産科看護師)
子どもの腸は発達が不十分なので便秘になりがちです。成長とともに改善することがほとんどといわれるので、どうしても出にくいときは、一時的に下剤や効果の緩やかな漢方薬を使用してもよいと思います。(内科看護師)
お母さんが気にすると、お子さんのプレッシャーになって、便秘の原因になるかもしれません。あまり神経質にならないでください。(産科看護師)

便秘の解消に効果があるといわれる乳酸菌類や食物繊維、オリゴ糖を含む食品、オリーブ油などを食事へ積極的に取り入れ、適量をよく噛んで食べることがポイントです。また、生活リズムを整え、身体面、精神面へ配慮することも考えてみるとよいようです。


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