言葉の発達

2015/07/24

2歳を過ぎたのに言葉が遅い…原因は何?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

2歳を過ぎたのに言葉が遅い…原因は何?

片言の言葉を話し始めた子どもはとても可愛らしいものですが、発語には個人差が大きくあるようです。2歳を過ぎても言葉が遅い我が子を心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているのでしょうか。

ママからの相談:「子どもの言葉の遅れが心配です」

2歳4カ月の息子は周りの子に比べておしゃべりができません。保健所の健診では2歳になって2語文が出ないようなら相談してくださいと言われました。様子を見ていましたが、滑舌が悪く、2語文どころか単語さえはっきりした発音になっていません。周りでは3歳まで様子をみてもよいのではという人が多いのですが、専門の方に相談したほうがよいのでしょうか。言葉が遅い状態からどんなことが考えられますか。(30代・女性)

言葉の発達には個人差あり、遅れの原因として何らかの障害の可能性も

言葉の発達には個人差や性差があり、話し始めるのが遅い子もいます。言葉が遅いことの原因として病気などの原因があることがあります。

子どもの言葉の発達には幅があり、個人によって様々です。また、男の子のほうが女の子と比べて遅い傾向です。一般的に1歳くらいからしゃべり始めますが、2歳を過ぎてから、ようやくしゃべり出す子もいます。(産科看護師)
言葉が遅い原因として考えられるのは、発達性言語障害(言葉はきちんと理解できているのに、脳の成熟が遅く言語の表現まで時間がかかる、成長するに従い言葉が出るようになる)、難聴、知的障害(言葉を認知し理解する能力が通常より低い、言葉の遅れの中で最も多い原因)、情緒障害(親の表情や言葉に興味を示さないため言語的な刺激を受けにくい)、脳障害(言語を理解する脳の部分に何らかの問題がある)のなどが考えられます。(内科看護師)

言葉遅れの目安となる4つのチェック項目

言葉遅れについて4つの項目をチェックしてください。もし当てはまらない項目があったり、心配なことがあるようなら受診しましょう。

1.日常生活の簡単な言葉が理解できているか。バイバイと言うと、バイバイができるか。「目はどれ?」というような質問に指差しでも答えられるか
2.耳は聞こえているか。親の声掛けやチャイムの音などに反応するか。
3.周りのことに興味を示すか。親と他人の区別がつくか。
4.落ち着きがなく、一つのことに異常にこだわったりしないか。
当てはまらない項目があったり、気になることがあれば病院を受診してください。(産科看護師)

たくさん話しかけて刺激を与えてあげましょう

言葉の発達には、まずお子さんが周りの状況や大人の言うことを理解しているかが大切です。理解したものから言葉にできるようになるので、実際に物を指さして「リンゴ、バナナ、イヌ、クルマ」と、身近なものから教えてあげてください。たくさん話しかけたり、お子さんの好きな絵本やアニメなどを用いて刺激を与えてみましょう。話しかけるときは、ゆっくり落ち着いた口調で話してください。(産科看護師)

子どもの言葉の発達には個人差がありますが、言葉遅れの原因として何らかの障害がある可能性もあります。言葉遅れのチェック項目を確認し、心配なことがあれば病院の受診を検討するのもよいでしょう。家庭では積極的に話しかけてあげるとよいようです。


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