感染症

2016/10/15

子どもの単純ヘルペス感染症、原因と症状と治療方法は?

この記事の監修/執筆

ファストドクター副代表 救急科専門医名倉 義人

子どもの単純ヘルペス感染症、原因と症状と治療方法は?

1. 子どもの単純ヘルペス感染症、原因と症状と治療方法は?

もしも子供に突然水泡ができたら?特に口の周りや口腔内、指先等に出来た場合には、どうしたらいいのでしょうか?そんな時に慌ててしまわないように、ここでは、単純ヘルペス感染症の症状や治療方法、予防方法等についてご紹介致します。

2. 単純ヘルペス感染症とは?原因、症状はどう出るの?

単純ヘルペス感染症とは、単純ヘルペスウイルスによって引き起こされる感染症であり、通常「ヘルペス」と呼ばれています。単純ヘルペスには1型と2型が存在し、1型では主に口唇ヘルペスなど上半身、2型では性器ヘルペスなど下半身に症状が出ることが多いです。但し、初感染時には、場所を選ばずどこにでも発症する場合があるので、判断を誤らないように注意する必要があります。

感染すると発症部位が赤く腫れ、やがて水泡が出来てきます。主に子供の場合には、口腔内に発症する例が多いです。発症した部位のリンパ節が腫れるため痛みを伴い、発熱や頭痛を引き起こします。子供がうまく症状を訴えられない場合には、腫れや水泡、口内炎等の有無を確認し、発熱があるかどうかや、機嫌の悪さ等で診断すると良いでしょう。

また、指しゃぶりをする子供の場合はウイルスが広がり、指先も赤く腫れて水泡が出来る場合があるので、チェックするべき項目の一つとされます。また、アトピー性皮膚炎を疾患している場合には、皮膚バリア機能が低下しているため、感染し易く症状も重くなる可能性が高いです。

3. 単純ヘルペス感染症の治療方法と予防について

単純ヘルペス感染症は放置したとしても、4日〜7日の潜伏期間を経て約1〜2週間で自然に治ることが特徴です。しかし、再発の危険が高い病となるため、発症に気がついたら、皮膚科を受診して適切な処置を受けることをオススメします。症状が重い場合には病院にて抗ヘルペスウイルス薬が処方されます。

単純ヘルペス感染症は一度感染すると神経節にウイルスが潜伏するため、症状が治まったとしても、再発を繰り返すことが特徴です。ヘルペスウイルスは人から人への接触感染によってうつるので、子供が発症した場合には、患部を清潔に保ち、人にうつさないためにも、兄弟等との接触を出来るだけ避けると良いでしょう。

また、ヘルペスは再発しやすいことも特徴のひとつです。疲れや紫外線等の影響でも再発する恐れがあります。一度感染した場合には、できるだけ疲れを溜めない、海等の紫外線の多い場所に外出する場合には、直射日光に当たらないようにする等して予防すると良いでしょう。2型の場合には特に再発リスクが高いため、日々の内服薬で再発を抑えることも可能になっているので、お医者さんに相談してみてください。

単純ヘルペス感染症は感染しやすく、誰にでも発症する恐れのある病です。もしも子供が発症しても慌てずに症状をチェックして、出来るだけ早い段階で病院を受診するようにしましょう。アトピー性皮膚炎を疾患している子供の場合には、早期発見が重要になります。

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