はしか

子どものはしか(麻疹)の原因と症状、ママにできる対策は?

子供が保育園や幼稚園などで集団生活を始めると、気になるのがはしか(麻疹)。予防接種の項目にもあるけれど、実際にどんな病気かということを知らないママも多いのではないでしょうか。そこではしか(麻疹)の原因や症状、予防などについて解説します。

1. はしか(麻疹)ってどんな病気?

はしか(麻疹)は、急性熱性発疹性のウイルス感染症です。重症化すると死に至ることもあり、感染力も極めて強いといわれています。発症しやすいのは、2歳までの乳幼児で、はしか(麻疹)患者の約半数をしめています。もっとも患者数が多いのは1歳で、ついて6~11か月、となっています。順となっています。体力を激しく消耗し、脳炎や肺炎といった二次感染を引き起こす可能性が高いため、しっかり予防することが大切です。

2. はしか(麻疹)の症状とは?

はしか(麻疹)は10~12日前後の潜伏期間を経て、はしか(麻疹)特有の症状が出始めます。

前駆期、発疹期、回復期に大きく分けられています。前駆期は38℃以上の発熱が数日続き、咳や鼻水といった風邪のような症状も起こります。熱はいったん下がるものの、すぐにまた発熱(二峰性発熱)し、それとともに発疹が現れます。この発疹はコプリック斑と呼ばれるはしか特有の症状で、栗粒ほどの大きさの白い粘膜疹です。頬の内側に出来、口内は真っ赤に荒れます。このほか、目やにや充血も見られます。

その後、発疹期には、39度をこえるような発熱が出るとともに、もりあがった赤い発疹が全身に広がり、発疹同士がくっついて更に大きな発疹になります。発疹が全身に広がるまで39度以上の発熱が続きます。一部の皮膚には異常が出ないのも特徴です。

発疹が出現後3~4日後には、解熱し回復期にはいります。発疹は徐々に消失していきます。しばらくは色素沈着が残りますが、何らかの合併症がない限り、7~10日ほどで回復します。

3. はしか(麻疹)の原因は?

はしか(麻疹)の原因は、麻疹ウイルスです。とても小さなウイルスなので、咳やくしゃみなどの飛沫感染はもちろん、空気感染するのが大きな特徴です。感染者の手や肌に触れることでも感染してしまいます。

4. はしか(麻疹)を発症したときママにできることは?

はしか(麻疹)を発症した子どもが1番苦しいのは、発症してから4~6日経過した発疹期に当たる時期です。口内が荒れたり顔が腫れたり、激しくせき込んだりし、食欲がなくなる子もいるでしょう。麻疹には特異的な治療方法がありませんので、対症療法が中心となります。中には水分を全く受け付けないというケースも見られます。そのような場合も受診すれば点滴など対処してくれるので、早めの受診が必要です。家族などに感染しないよう、部屋を分けるなどの工夫が必要です。

また学校保健法で、「発疹に伴う発熱が解熱した後3日を経過するまで出席停止」とおされており、医師の許可があるまでは登園や登校はしてはいけません。発症後は、体力を消耗しているので抵抗力が落ち、別の感染症にかかる可能性が高くなっているため、なるべく安静にして過ごさせるようにしましょう。

5. はしか(麻疹)の予防法は?

はしか(麻疹)の予防として効果的なのは、予防接種です。風疹と混合のMR2種混合ワクチンが定期接種に含まれています。MRワクチンの接種回数は2回で、1歳~2歳の間に1回、小学校入学前の1年間に1回です。必ずワクチン接種をうけてください。

万が一はしか(麻疹)患者と接触してしまい、感染の可能性があるとき、予防接種をまだ受けていない場合には麻疹患者と接触後3日以内であれば緊急でワクチン接種の摂取で発症を予防する、または重症化を防げる可能性があります。また接触後4~6日以内であれば、麻疹抗体価を調べたうえで免疫グロブリン製剤を投与することも有効といわれています。


2015/07/23

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