発達

家では素直なのに外出先では問題児…3歳児はこれが普通?

自我が出始める2〜3歳のお子さんは、大人にとって難しい面もある時期です。外出先で問題を起こすお子さんに悩む相談者さんへ、看護師さんたちはどう回答しているでしょうか。

ママからの相談:「息子との外出が苦痛です」

3歳の息子が外出先で全くいうことを聞かず、一緒に出かけるのが苦痛です。自宅にいる時は素直で優しくお手伝いもしますが、公園や児童館など外出先で気になる玩具があると他の子が使っていても奪いに走り、「順番だよ」と声をかけても全く耳を貸さず泣き叫び、要求が通らないとひっくり返って暴れます。他に同じような子を見たことがないため、これは3歳児として普通なのか心配です。(30代・女性)

成長過程に必要な時期

要求が通らずにかんしゃくを起こすのも、成長過程に必要な時期といえます。

2~3歳の時期に起こるイヤイヤ期でしたら、お子さんの自立の芽生えです。特徴としては、大人のいうこと何にでもイヤといって聞かない、奇声をあげ、噛みついたり、人のものを取り上げたり、叩いたり、何でも自分のものにしたがる傾向にあります。お母さんに反抗しているのでなく、自分の意見を主張しているのです。(産科・婦人科看護師)
3歳になると他者との関わりを学んでいくので、息子さんの態度は一般的です。絵本やTVなどで社会性をつちかい、他人を思いやり、玩具を取り上げられた子どもはどう思うかを話してあげましょう。また「このような態度なら、公園や児童館には連れて行かないよ」と告げ、本人に考えさせることも必要です。(一般内科看護師)
イヤイヤしながら自分の感情や行動のコントロールを学ぶ時期ですので、頑張ってお子さんに付き合ってあげましょう。イヤといった時は理由を聞いて、お子さんのやりたいことを聞いてください。危険なこと、してはいけないことは落ち着いた口調で、理由を理解できるまで教えましょう。理解できたら、しっかり褒めましょう。このことで、善悪の区別がつくようになります。(産科・婦人科看護師)
かんしゃくを起こして手がつけられない場合には、少しお子さんから離れてください。泣いてもどうにもならないこと、ダメなことが理解できれば、自制できるようになります。大らかな気持ちで、お子さんの長い人生のほんの一部と思って、長い目で見ましょう。(産科・婦人科看護師)

3歳児の特徴と保育の重点

3歳児の発達において重要な以下の3点を意識し、お子さんの成長を見守っていきましょう。

1.社会性の発達:子どもが意識的な自立・独立を求める発達を見せ始める時期です。特に自分の行動・態度の評価を人に求め、自分も他者の行動・態度をよく観察し、他者を受け入れていこうとする社会的意識が発達します。この時期の子供同士の健全な相互作用は、人生の社会人間関係の経験として子どもの将来に影響を与えます。

2.自己概念の発達:3歳児は自己中心性が強いのですが、社会的影響を受けながら自分自身と他者との関係を徐々に認識するようになります。

3.道徳性を学習する時期:道徳性の発達は子どもの精神的、社会的、情緒的、文化的発達と密接な関係があります。善悪や正と不正について学習することは、良心を育て、自分の行動や態度をどのようにすれば社会に受け入れられるかを学ぶことなのです。(一般内科看護師)

お子さんのかんしゃくにしっかり向き合い、大らかに成長を見守ることが大切なようです。


2015/07/26

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