痙攣(けいれん)

2015/07/29

熱性けいれんの予防法と、落ち着いて対応する方法とは?

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熱性けいれんの予防法と、落ち着いて対応する方法とは?

子どもが熱性けいれんを起こすと、パニックに陥ってしまう親も少なくありません。落ち着いて対応する方法と、熱性けいれんを防ぐ方法を知りたいという相談に対する看護師さんたちの答えとは。

ママからの相談:「熱性けいれんの予防と対応」

生まれたばかりの赤ちゃんがいます。上に2人お兄ちゃんがおり、2人とも熱性けいれんを起こしたことがあります。下の子はけいれんが治ると眠ってしまったのですが、上の子はけいれんが治ると白眼をむいて足をぴょんぴょんと跳ね上げる感じでゾッとしたのを覚えています。その時、私自身パニックを起こしてしまいました。熱性けいれん時に落ち着いて対応できる方法と、熱性けいれんを防ぐ方法を教えてください。(30代・女性)

冷静な対応には、原因と対策をしっかり理解

まずは親が熱性けいれんについて理解することが、落ち着いて対応するために大切です。焦らず、正しい知識に基づいた処置を行いましょう。

脳の中にある神経細胞は常に弱い電流を出しています。子どもの未熟な脳では、神経細胞が体温が上がることよって強い電流を発生し、筋肉に勝手な運動の指令を出したり、意識がなくなったりします。これが熱性けいれんが起こる原因です。成長に伴って熱の刺激に対する抵抗力が増し、けいれんを起こすことは少なくなります。(内科看護師)
けいれんが起きたら、まず、首の後ろにタオルなどを入れ込んで、気道を確保してください。よだれや吐物で気道を塞がないよう、顔は横に向けてください。けいれんが起きた時に揺さぶったり大きな声で刺激するのはよくありません。落ち着いてけいれんが治まるのを見守ってください。(産科看護師)
けいれんが5分以上治まらない時や、連続して起こる場合は救急車を呼んでください。けいれんが治まって眠りだしたら、救急車を呼ぶ必要はありません。連れまわすことで逆にお子さんの体に負担をかけます。(産科看護師)
お母様が熱性けいれんについて理解されることが、けいれん時に落ちついていられる最良の方法です。すでに熱性けいれんの原因について理解されていますので、これからは冷静に対処できますよね。熱性けいれんの時には、お母様は「私がこの子を守る、動揺してなんかしていられない」と思うように心がけて、できることを確実に行っていきましょう。(内科看護師)

熱性けいれんを予防する方法

熱の上がり始めが予防のポイントのようです。けいれんを繰り返すようなら、医師に相談してけいれん止めのお薬をもらっておくのもよいでしょう。

熱性けいれんは熱の出始めた24時間以内に多く見られますので、予防するには熱の上がり始めに対処することが必要です。
・安静にする
・冷やす:お子さんが嫌がらなければ、アイスノン・氷嚢(ひょうのう)などで、首のまわり、頭、脇の下など大きな動脈のある場所を冷やすと効果的です。
熱さましは発熱24時間以内なら6~8時間間隔で使って構いませんが、熱さましを使ってもけいれんを抑える作用はありませんので、けいれんが起こる可能性があるのは覚えておいてください。(内科看護師)

熱性けいれんについて正しく理解することが、冷静な対応への近道です。また熱の出始めに冷やすなどの処置を十分に行うことが予防につながります。


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