いびき

扁桃腺が関係?子どもの大きないびき…このままで大丈夫?

子どもの大きないびきを心配しているお母さんからの相談です。扁桃腺と関係あるのか、病院に連れていくべきか?という悩みに対する看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「子どものいびきがひどい」

子どもが大きないびきをかきます。鼻が詰まっている感じではありません。顔を少し動かせば止まることもありますが、すぐにまたいびきをかき始めることが多いです。母である私も扁桃腺が大きく、小さい頃「大人になっても小さくならなければ切ったほうがいい」と医師に言われたことがありますが、娘も同じでしょうか?すぐに病院で見てもらうべきでしょうか?様子を見るなら、いつ頃まで様子を見ていてよいものでしょうか?(20代・女性)

扁桃腺のほかにもいくつかの原因が考えられる

子どものいびきの原因で、多いのはやはり扁桃腺肥大ですが、ほかにも鼻の病気などの原因が考えられます。どちらにしても睡眠の妨げとなり、成長や学習に影響するため、早めの対策がベストです。

約10%の幼児がいびきをかくといわれています。穏やかないびきであればあまり問題はありませんが、ひどいいびきや眠っている間の呼吸が苦しそうであったりすれば、以下の可能性が考えられます。(内科看護師)
1.扁桃腺肥大:一番多い原因は扁桃腺の肥大です。扁桃腺肥大になると物が食べづらくなるため、偏食になったり、食欲が落ちたりすることもあります。
2.鼻の病気:扁桃腺肥大と並んで多いのが鼻の病気です。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などがあると鼻で呼吸ができなくなり、口呼吸やいびきの原因になります。
3.睡眠時無呼吸症候群:大人だけではなく、子どもも睡眠時無呼吸症候群になる場合があります。睡眠中に無呼吸状態が起こり、その間は酸素が体内に供給されませんので夜間は熟睡できません。(内科看護師)
いびきによって睡眠障害が起きると、成長ホルモンの分泌にも影響します。また、睡眠不足の子は、学習能力も低下しますし、日常生活にも悪影響ですから、早めに治療してあげてください。(産科看護師)

受診すべきかどうか、チェックリストで確認を

下記のチェックリストで確認し、必要であれば小児科や耳鼻科の受診を検討してみるのもよいでしょう。

病院を受診すべきかどうかの判断は
・日中の過度の眠気(ボーッとしていることが多い)
・注意力・集中力低下(落ち着きがない)
・呼吸が荒い、いつも口呼吸をしている
・夜間に激しいいびきをかく(大人顔負けのいびき)
・寝相が悪い(呼吸が苦しいので、楽な体勢を求めて寝返りを頻繁にします:上を向いて眠れない子が多い)
・重症の場合には、陥没呼吸(息を吸う時に腹部は膨らむのに胸部が陥没する状態)を起こします。(内科看護師)
これらの症状が2つ以上当てはまる場合は、小児科を受診した方がよいといわれています。 (内科看護師)
扁桃腺の摘出術をするのでしたら、4~6歳が望ましいといわれています。まずは、いびきの原因、扁桃腺肥大があれば、摘出する大きさかなど、耳鼻科で検査してください。(産科看護師)

子どものいびきがひどい場合、扁桃腺の肥大や鼻の病気などが原因として考えられます。しっかりと睡眠をとることは成長のためにも大切なことですから、チェックリストに当てはまる場合は早めに専門家の助けを仰ぐのがよいようです。


2015/07/30

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