月経前症候群・PMS

2015/08/03

最近になって生理前が憂鬱に…PMSは年齢とともに重くなる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

最近になって生理前が憂鬱に…PMSは年齢とともに重くなる?

生理前になると身体や心の不調に悩まされるPMS(生理前症候群)。以前は生理の悩みなどなかったのに、年齢とともにPMSの症状が出てきてしまい気になっている相談者さんに対して、看護師さんたちは何と答えているのでしょうか。

生理前の悩みについての相談:「PMSの症状が年々気になるように」

30歳で子どもを出産した一児の母です。若い時から生理不順などは全くなく、産前産後も特にホルモンバランスが乱れるというような実感もありませんでした。しかし、ここ1年くらい、生理前になると便秘や頭痛やイライラ感があり、生理2日目くらいにはすっかりもとの落ち着いた状態に戻ります。加齢に伴ってPMSの症状が重くなることはあるのでしょうか。それとも更年期が始まってきているのでしょうか。(30代・女性)

出産経験や年齢とともに精神的症状が強くなる傾向

生理前につらくなるのは、女性ならほとんど誰でもあること。特に、イライラやうつ傾向といった精神不安定系の症状は、年齢が高くなるほど、また出産経験がある人ほど強くなる傾向にあるとのことです。

生理前症候群は、20~30代の女性のほとんどが経験している症状です。早い方は、生理の2週間ほど前から、頭痛や吐き気、イライラしたりうつ傾向になったり、精神的にも不安定になります。生理が始まると、症状は改善されますが、毎月となると余計に憂鬱になると思います。20代で、出産経験がない方には下腹部痛や乳房の張りなどの身体的症状が出やすいのと比較して、30代になると精神的症状が出やすい傾向にあり、特に出産経験のある方は、症状がより強くなる傾向にあるようです。(産科看護師)

ストレスを避け、運動や食事に気を配って

有酸素運動やバランスの取れた食事は、不調を軽減する助けになります。また、ストレスになるような予定は入れないようにし、できるだけリラックスして過ごせるようにしましょう。どうしてもひどい時は我慢しすぎずに、一度受診して相談し、ホルモン治療を受けるのも一つの方法です。

PMSの症状を改善するために、日頃から、30分ほどの有酸素運動を心がけてください。短時間でもいいですから、好きなことをしたり、リラックスできる時間を作って、気分転換してください。症状がある時は、大事な約束や仕事は控え、後回しにできる仕事は後回しにしましょう。(産科看護師)
ビタミン、ミネラルを中心にバランスのとれた食事をとるようにしてください。血糖値が下がるとイライラしやすくなりますから、1回の食事量は少なめで、食事の回数を増やし、血糖値の変動を少なくしてください。(産科看護師)
症状がひどければ、ピルによるホルモン療法も受けられます。無理をしないで、病院を受診してみてください。(産科看護師)

PMSの症状のうち、特に精神的症状は年齢とともに強くなる傾向があるため、年々気になるようになってきたというのもおかしなことではありません。運動や食事、ストレスに気をつけて過ごし、ひどいようなら受診も検討するとよいかもしれません。


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