便秘

2015/07/29

子どもが便秘になりやすい、3つの「時期」とは?

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子どもが便秘になりやすい、3つの「時期」とは?

病気とは言えないけれど、ママを悩ませる症状に「子どもの便秘」があります。重病ではないだけに、病院へ行くべきなのか迷ってしまうことも。実は子どもの便秘は、なりやすい時期が3つあります。時期ごとに分けて、原因と対処法をお伝えします。

離乳食を開始する時期

今まで母乳やミルクが主食だった赤ちゃんも、5ヶ月を過ぎると離乳食を開始します。ところが、それがきっかけで便秘になってしまうことがあります。原因は、この時期、一時的に母乳やミルクの飲む量が減ることにより、便の水分量が不足するためです。また、離乳食初期は消化のよいものを与えるので、うんちの元になるカスが少なくなるのも原因のひとつです。

そんな時、おうちでできる対処法を紹介します。綿棒にベビーオイルをつけて、綿棒浣腸をしてみましょう。慣れないと少し怖いですが、肛門から2~3センチ奥を、円を描くように刺激します。おへその回りをのの字にマッサージするのも効果的です。おむつ替えの時に足を持ち上げるなどして、なるべく運動をさせてあげましょう。

それでも出ない時は、薬を使います。ベビー用の浣腸は市販でも売っていますが、小児科で処方してもらえます。マルツエキスという水あめ状の飲み薬は、昔から使われている赤ちゃんの便秘薬で、麦芽糖のゆるやかな発酵作用が腸の運動を活発にし、おだやかな排便をうながします。

トイレトレーニングの時期

お子さんが2歳になると、トイレトレーニングを意識するママが多いようです。「オムツをはずすなら、夏がチャンス」などと急かされ、失敗したら、つい叱ってしまうことも。子どもは、おむつでウンチをしたら怒られるので、ウンチを我慢します。そんなことを繰り返しているうちに、便秘になってしまうというパターンです。

トイレトレーニングがきっかけで、便秘にならないようにするには、失敗しても叱らないことが、何よりも大切です。また、腸内環境を整えることを心がけましょう。便秘になると、食欲も落ちてしまうので、食物繊維の豊富な野菜類や、善玉菌のえさになる海草・ネバネバ系食品を、少しずつでも、毎回の食事に取り入れてみましょう。

幼稚園や学校に通いだす時期

幼稚園や学校に通い始める時期の子どもも、便秘になりやすい傾向があります。朝は時間に追われ、ゆっくりトイレに入る余裕がない、登園、登校してから便意を感じても、なかなかトイレにいけない、などの理由が挙げられます。週末や長い休みには、生活習慣が乱れがちで、排便の習慣が崩れてしまいます。加えて、子どもながらに集団生活のストレスから、腸の動きが鈍ってしまったり、習慣化・慢性化してしまうことがあるので注意が必要です。

学童期の子どもの便秘解消には、生活習慣を改善することが不可欠です。朝は早起きし、一杯の水を飲んで、腸を刺激します。そして必ず、朝食の後、トイレに座る習慣をつけましょう。どうしても時間がない場合は、夜でも構いません。一日一回は便意がなくても、必ずトイレで座るように声掛けしてください。

頑固な便秘の場合、小児科で酸化マグネシウムを処方してもらい、しばらく飲んで排便習慣をつけます。酸化マグネシウムは、便のかさを増やし、腸を刺激して便意をうながす薬です。長く飲んでも、癖になるような薬ではないので安心してください。便が出ない日が続いていて硬い便が出口を塞いでいる場合には、あらかじめ浣腸で出しておくのがよいと思います。

もちろん、食べるものに注意を払い、適度な運動をし、質の良い睡眠をとることは、基本中の基本で、便秘対策としても非常に大事なことです。


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