マイコプラズマ感染症

2015/08/04

意外と身近な病気、マイコプラズマ感染症ってどんな病気?

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意外と身近な病気、マイコプラズマ感染症ってどんな病気?

5歳以上、特に10~15歳頃に感染することが多いと言われるマイコプラズマ感染症。家庭内での感染や、再感染も多く起こります。主な症状に咳があり、病院を受診した時にはすでに肺炎になっているということもあります。症状をこじらせたりすることのないよう、マイコプラズマ感染症の症状や予防などについて解説します。

マイコプラズマ感染症の症状

マイコプラズマ感染症の潜伏期間は、1~4週間です。咳や発熱、咽頭痛、腹痛、下痢、嘔吐など風邪のような症状がゆっくり現れます。そのため、初期段階では風邪と間違えてしまうケースが多くあります。次第に症状が進行していき、特にしつこい咳が出始めます。人によっては、3~4週間にわたって咳が続きます。

また、上気道炎や腸炎、肺炎、気管支炎を引き起こし、ひどい場合には、髄膜炎や脳炎になることもあります。重症化すると、呼吸困難になるケースも考えられます。特に幼児や学童の場合には肺炎を引き起こしやすいといわれています。咳だけが続く回復期は、人によっては1ヶ月もの期間を要する場合があります。一度感染することで免疫を獲得することはできますが、その免疫は長期間続かないため、繰り返し発症してしまうこともあり、注意が必要です。

マイコプラズマ感染症の原因

マイコプラズマ感染症の原因はマイコプラズマです。マイコプラズマは、細菌より小さくウイルスより大きい病原体のことです。くしゃみや咳などによる飛沫感染によって広まり、風邪症状の原因となるものです。

マイコプラズマ感染症にかかっても、マイコプラズマ感染症かどうか、症状から判断するのは難しいため、家族にマイコプラズマ感染症を発症している人がいる場合は、重症化するのを防ぐためにも、すぐに受診することが大切です。病院では、その時の症状に合わせて薬を処方してもらえます。合併症を引き起こし、重症化した場合には、入院が必要になることもあります。家庭では、発熱時に脱水症状にならないようしっかり水分補給をさせたり、咳が苦しい場合には、室内の湿度を調節したりしてください。

マイコプラズマ感染症を防ぐには

マイコプラズマに対するワクチンはないため、予防接種での予防はできません。マイコプラズマはそれほど強い感染力を持つものではありませんが、潜伏期間がとても長いため、家族間や幼稚園や学校といった小さな集団で、気が付かないうちにマイコプラズマに感染してしまっていることもあります。マイコプラズマは接触感染と飛沫感染で感染します。

感染予防には、マスクの着用や手洗いやうがいの徹底が効果的です。マスクは鼻と口を覆い、手洗いの際には石鹸を使って洗うようにしてください。また、体調が悪く体の抵抗力が弱っているときや、流行時には、人ごみを避けるとよいでしょう。


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