痒み

2015/08/08

妊娠中にかきむしってできた黒ずみ、自然に薄くなる?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠中にかきむしってできた黒ずみ、自然に薄くなる?

妊娠中は様々な原因で肌にかゆみが出やすく、かきむしって黒ずんでしまった肌を産後気にしている女性は多いようです。自然に消えていくのか、受診したほうがいいのかという質問に対して、専門家の皆さんはどのように答えているのでしょうか。

ママからの相談:「妊娠中の肌のかゆみによってできた黒ずみが消えません」

妊娠してから全身、とくに胸の下部とお腹周りがかゆくなり、かきむしってしまったため、黒ずみが残りました。出産して1年以上経過し、お腹周りの黒ずみはだいぶ薄くなりましたが、胸の下部はまだ残っています。まだ時々かゆくなることがありますが、かかないように、つねってかゆみを紛らわしている状況です。このまま放置していれば胸の下部の黒ずみも消えていくのでしょうか。それとも病院を受診したほうがよいのでしょうか。(30代・女性)

妊娠中にかゆみと黒ずみが起こりやすいメカニズムとは

妊娠中は、ホルモンバランスや解毒作用の低下によりかゆみが出やすく、メラニン色素が沈着しやすくなってしまうようです。

妊娠中はホルモンのバランスや、大きくなった子宮に肝臓や胆嚢が圧迫されて、胆汁の流れが悪くなったり、解毒作用がうまくいかず、皮膚のかゆみが起こる場合があります。かゆみが出た部分をかきむしったことで、色素沈着が起こり、黒ずんでしまったのでしょう。これ以上、皮膚に刺激を与えなければ、自然に薄くなっていくと思います。(産科看護師)
産後の体の色々な部分の肌の黒ずみを気にしている女性がとても多いです。なぜかというと、妊娠中はエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが急激に増えることによって、メラニン色素を増やしてしまいます。これは赤ちゃんの成長に必要なので仕方ないのですが、このために産後に肌の色素沈着が起こりやすくなります。(内科医師)

これ以上かきむしらないように対策を

これ以上刺激を与えなければ黒ずみは薄くなっていくということですから、これ以上かかないようにする対策が大切です。必要なら専門家の助けを借りることも検討しましょう。また、美白ケアや紫外線を避けるなど、黒ずみの原因になっているメラニン色素に働きかけるのも一つの方法です。

かゆみが出たら、冷たいタオルで押さえるようにしてください。熱いお湯はかゆみを増強しますから、入浴の際には、ぬるめのお湯を使うようにしてください。体を洗う石鹸は低刺激のものを使用して、ナイロンタオルやスポンジは使用しないでください。かゆみが強い場合は、手で洗うようにし、お湯で流すだけでもかまいません。入浴後は、クリームなどで肌を保湿してください。かゆみが続くようでしたら、皮膚科を受診してください。(産科看護師)
市販の薬用美白化粧水などを塗ってみるのも一つの手だと思います。また紫外線もできるだけ避けた方がよいです。自然に治っていくものもありますが、そのまま定着してしまうこともあります。かゆみもあるとのことなので、皮膚科を受診してかゆみを抑えるクリームなどをもらった方が、これ以上の悪化を防げる可能性があります。(内科医師)

妊娠中にかきむしってしまった後の黒ずみは、さらに刺激を与えなければ徐々に薄くなっていく可能性が高いとのこと。これ以上かかないよう対策しながら美白ケアもしてみるとよいかもしれません。


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